ロードバイク、パーツカスタムのおススメ
ALEXRIMS(アレックスリム) ALX473EVO
ロードバイクに乗り始めると、ちょっとでも速く、気持ちよくサイクリングをしたい!という気持ちになっていませんか?そんな時には、パーツのカスタム(グレードアップ)をお勧めします。カスタムの中でも、「まずここから換えましょう」と、よく耳にするのが、ホイールです。いわゆる“足回り”のグレードアップは最も効果が実感しやすいとされています。
今回は定価47,000円にして、1,460gと圧倒的なコストパフォーマンスで、お問合せも多いホイール「ALEXRIMS ALX473EVO」について、ご案内したいと思います。
完成車のグレードアップで以前から定番になっているのが、CampagnoloのZONDA、FULCRUMのRACING 3、SHIMANOのWH-RS700です。いずれも重量は1,500g前後、価格は7万円~8万円ほどです。定評のあるメーカーだけに、人気があるのも頷けます。各メーカーの“ミドルグレード”に位置するホイールで、グレードアップをしたぞ!という実感がし易いので、ベックオンでもおススメしております。
さて、ALX473EVOはこれらのライバルとして、遜色ないスペックを備えているものの、「実際にはどんなホイールなの?」と疑問に思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。そこで、ベックオンスタッフの中でも、つい最近まで自転車競技部で活躍していた、バリバリのレース派スタッフ・石井がALX473EVOの使用感をレポートします。
スタッフ・石井によるALEXRIMS ・ALX473EVOのインプレッション
第一印象は軽く感じましたが、ペダルを踏み込んでも、力が逃げるような感覚はなく、進んで行くような感じでした。スポークパターン、リムの剛性の影響か、横の剛性が高いと思われ、ダンシングすると踏んだ分力強く進んでくれるホイールです。普段はZONDA C15を使用しているのですが、ALX473EVOの方が重量は軽いものの、上り坂ではそのメリットはあまり実感できませんでした。恐らくリムが少し重たいと推測されます。ただし、リムの重たさを感じるものの、緩やかな登りではどんどんスピードをあげてすいすい進んで行く事ができます。ホイール重量が軽いので、0スタートはカーボンホイールのように滑らかに伸びていくような感覚です。平地では時速40キロ前後の巡航は軽くペダルを回し続ける事ができました。これは前後30㎜のリムハイトの効果があるのではないでしょうか。ただし、スプリントの反応性はいまひとつで、時速50キロを超えてくると、その先の伸びるような感じはありませんでした。
また、時速40キロ前後で走っている際に、強い横風が吹いたのですが、車体が振られるような事はありませんでした。ワイドリムデザインが影響しているように思います。価格が47000円なので、完成車についているものからとりあえず軽量化したいという方や、レース派の方の普段履きと、トレーニング用ホイールとしてもお勧めできそうです。色も3色(青・緑・オレンジ)が自転車に合いにくいかなーっと思いましたが、実際に付けてみると、意外に違和感がなく、どんな自転車にも合いそうな感じでセミエアロホイールなので、見た目も良いのではないかと思います。