初めてブルベに参加するあなたに伝えたいこと
こんにちは、ベックオンの野村です。
2019年はブルベに興味がある方に向けて「ブルベ教室」を開催しました。
受講された方の中には、さっそく今年の1月に実施されるブルベに参加する方もいらっしゃるようです。
今回はブルベのスタート地点に立つまでの準備を、実際に私が行っている手順を追ってご案内します。
①2週間前くらい
ブルベの申し込みはおおよそ2か月前から開始する事が多いです。
準備はいつも2週間前位のタイミングで、「そろそろだなぁ」と思いながら開始します。
主催者がWEBで事前の情報を公開しているので、次の2点をチェックします。
・キューシート
・コースのGPSデータ
PCや通過チェックの場所から、何km地点に何があって、どの道を走るべきかが記載されています。
基本的にはこの資料とサイクルコンピューターさえあればブルベは完走できます。
また、殆どの主催者がキューシートと併せてコースのGPSデータを公開しているので、キューシートと一緒に眺めながら、コースの難易度や何km地点に何があって、どんな予定で走ろうかなとイメージを膨らませることができます。
ちなみに、今回は1月26日に開催される泉佐野を出発して榛原で折り返すブルベの準備をしています。
比較的難易度は低いので、昼食はPCに指定されたコンビニではなく、どこかコースの近い所にある食堂に寄り道をして食べようかな、と考えています。
ところで、この段階ではキューシートはまだ印刷しません。
主催者は事前にコースの試走やチェックをされるのですが、それを受けてコースの一部が変更されたり、キューシートに誤りがあって訂正が行われることがあるからです。
当日に持参するキューシートは1週間前、できれば直前に印刷する事をお勧めします。
②1週間前くらい
いよいよ本番が近づいてきました。
先ほども触れたように、キューシートさえあれば完走する事はできますが、最近はGPSによるナビゲーション機能を搭載したサイクルコンピューターが便利になりました。
特にGARMINのEDGE830はカラー液晶で視認性が良く、画面の表示方法など設定次第では20時間以上もの間、コースを案内してくれます。
昨年の秋からキューシートはバックポケットに入れておいて、必要な情報は休憩時などに暗記して走るスタイルになりました。
今回は泉佐野と榛原を往復するコース。
おおよそのルートは頭に入っているので、必要な情報だけを印刷します。
手前にはEDGE830に表示した地図でナビゲーションを、メインのサイコンにはBRYTONのRIDER420を配置。
RIDER420は以前のモデルより液晶パネルが大きく進化、日中でも夜間でも見やすくなりました。
高度や気温など正確なデータを確認できるので、サイクリング中の環境を把握するのに役立ってくれています。
EDGE830にはGPSのデータにPCや通過チェックの場所などを追加して、ブルベ中は地図とナビゲーションを常時表示しています。
GPSのデータにポイントの情報を追加するのは、色々な方法があるのですが、私はGARMINが配布しているBaseCampというソフトを使用しています。
事前にルートのチェックもかねて地図上にポイントを打っていきます。

「BaseCamp」の操作画面
無料版でもルートの確認やポイントの配置をするくらいなら十分の機能を備えています。
ブルベを始めたばかりの頃は、キューシートに書き込みをしたり、1か月まえからコースの下見をしたりと、時間をかけて準備をしていた事を考えると随分と楽になったものです。(もちろん、その手間がまた楽しかったりするんですが...)
③装備、自転車の最終チェック
そして、1週間前になったら、毎日天気予報に目を通します。
当日の天気次第では装備の見直しが必要になります。
気温によってはウェアの選択が変わりますし、雨が降るようであればレインウェアや泥除けなど必要な装備、場合によっては使用する自転車も変わってくる場合があります。
天気はスタート地点だけでなく、通過する場所一帯のチェックが必要です。
距離が長いブルベになると、予想通過時間も含めて予報だけでなく、雨雲の動きや気圧配置も頭に入れて、何時間くらい雨にふられるかなどの予想を元に準備をします。
④忘れものをしないように!
ブルベではスタート前に車検を受けなければいけません。
ライトやベルが自転車に固定されているか。
反射ベストやタスキなどを着用しているか。
うっかり忘れものをしてスタートできなかったという話も耳にします。
スタートに向かう前に必ず確認しましょう。
車検については、一般的な装備以外にも主催団体がローカルルールで個別に必要なものを定めている場合があるので注意してください。
オダックス近畿の場合はスタート受付で誓約書を提出する事が義務付けられています。
事前に印刷して持参しましょう。
記録の集計や認定の作業を行っている方も我々と同じいちサイクリストであり、ボランティアで主催業務を行っていることをわすれずに、迷惑や手をわずらわすことのないように、事前に情報を確認してから参加するように気を付けています。
走行中の内容は直近で参加したブルベの様子をまとめているので、よろしければ参考にしてみてください。
BRM111神戸 All Road Stage.1 淡路山脈
暖かくなる春からブルベを始めてみようかな、興味があるけれど何から始めれば良いのか分からない、という方、準備をするなら今がチャンス。
ぜひお問合せください。