暑い時の自転車の楽しみ方
梅雨があけて、暑さもいよいよ本格的になって来ました。
好天に恵まれるのは良いのですが、いざ自転車で出かけようと思うと、この暑さが問題です。
そこで、この時期に自転車を楽しむコツをお伝えしたいと思います。
暑さ対策の便利アイテムも多数ありますが、今回は“走り方”に焦点をあててみましょう。
☆コツその一
朝早く出かけて、お昼休憩は長時間とりましょう。
涼しい時間帯に目的地まで移動し、12時~15時の気温が高くなる時間帯は、昼食をとったりして極力屋内で過ごすようにします。気温が高い時間帯は外に出ないのが最善策です。
☆コツその二
南に向かって出発し、北に向かって帰りましょう。
道路左側を通行する自転車は、南に進路をとることで午前中は木陰や建物の陰など陽射しが少ない場所を走る事ができます。逆に、帰路では北に向かうと強烈な西日を避けて走る事が可能です。
☆コツその三
ちょっと標高の高い所にでかけましょう。
100m標高があがると、0.6度気温が下がります。また、標高が高い所へ行くと、森や川などのおかげで、気持ちの良い風も感じられますし、視覚的にも清涼感を味わうことができます。
☆実践編
以上を踏まえて、スタッフ野村が休日に出かけたルートをご案内したいと思います。
https://flow.polar.com/training/analysis/726236061
東吉野の森林地帯が今回のメインスポット。標高400mから650mくらいの間を上ったり下ったり。この辺りはとにかく交通量が少なく、信号も無いのが走りやすさを演出してくれます。
雲が発生しやすく時には霧の様な雨が降ることもありますが、とにかくピーカンの晴れにならないのがナイスです。この日の大阪の気温は33度を越えていたようですが、12時から14時の一番暑い時間帯でも気温は25度でした。
木陰の中で川のせせらぎを耳にしながらのライドは、暑さも苦しさも忘れさせてくれる最高のひと時です。
そして、ちょっと休憩がしたくなったら、目の前の小川にドボン。夏にしかできない、最高のクールダウンですね。
日中の暑い時間帯は曽爾高原へのクライムを敢行。
気持ちの良い景色のなかで食べるアイスキャンデーは格別です。
高原を下りた後は、古民家のお蕎麦屋さんで昼食タイム。ダウンヒルで冷えた身体を蕎麦湯で温めるのが粋なサイクリストてなもんですね。
たっぷりお昼休憩をとった後は、日陰の中を下り基調のコースで帰路に着きました。
私は自宅から現地入りしましたが、針や榛原まで車載や輪行で移動するのも良いと思います。
また、山奥に入ると自転車屋さんはもちろん、補給場所も少なくなります。携帯電話が圏外になることも珍しくありません。修理キットなど緊急時の備えや、水分や夏場でもウィンドブレーカーの携行は必須です。