WILIER(ウィリエール) GTR SL の実力は!?
「GTR SL(ジーティーアール エスエル)」はWILIER(ウィリエール)が満を持してリリースする、エンデュランス系ロードです。
姉妹モデルである「Grantourismo(グランツーリズモ)」に比べて、軽量化と空気抵抗削減を達成しつつ、700×28Cのタイヤに対応するなど、近年トレンドになっているスペックが盛り込まれています。
実際にイタリアで試乗した印象を一言で表現するなら、「快適なスポーツマシン」これに尽きます。
単なる乗り心地の良さだけを追求せず、ロードバイク特有のスピード感や走りのキレを失わないための工夫が凝らされています。
バイクの重心はやや高めに設定されており、発進加速と登坂でのダンシングはフレームの軽さも相まって、非常に軽快です。
また、リア三角については上位モデルの「Cento 1 SR(チェントウーノ エスアール)」にデザインを継承しており、振動の吸収を含めてしっとりとした乗り心地の良さが体感できます。
チェーンステー長はやや長めに設定されており、ロングライドからレースまで幅広い用途に向いているフレームだと感じました。
レースや、ヒルクライム、グラベルを含むロングライドまで、ロードバイクの楽しみ方が多様化している昨今ですが、それらの全てを楽しむための相棒として、うってつけの1台がこの「GTR SL」と言えるでしょう。
はじめての自転車にももちろんですが、今持っているバイクよりももっと速く走りたい、良いバイクはないだろうか、と2台目を検討している方にもお勧めできる一台です。
Willier GTR SL に乗ったら、もっと色んな景色を見てみたくなりますよ。
ちなみに、私がウィリエールの試乗会に参加した模様は下記でレポートしていますので、ぜひご覧ください。