自転車へシフトチェンジ!ジテツウで始める新しい生活様式
新しい生活様式、みなさんはどんな取り組みをされていますか?
私スタッフ野村は、公共交通機関に頼らない移動、すなわち自転車通勤に積極的に取り組んでいます。「今までの日常と変わってへんやんか」と突っ込みを受けそうですが(;’∀’)
ほら、見てください。政府の示す新しい生活様式の実践例にも自転車の利用がノミネートされているのです。実際に、新型コロナウィルス感染拡大への対応として、自転車の利用を推進してきたイギリスや北米では、自転車利用者が増え続ける一方で、満員電車を避けて自転車で移動しだしたら、意外に面白いやんけ!となっているかどうかは知りませんが、自転車レーンの拡充など行政も巻き込んで移動手段としての自転車に注目が集まっているそうです。
ベックオンでも「来週から自転車通勤を始めるんだけれど、、、」というお客様を目にするようになりました。そこで、今回はジテツウ(自転車通勤、自転車通学の意)に最適な”クロスバイク”で、抜群のコストパフォーマンスを誇ると言われるGIANTの人気車種をご紹介します。
GIANT ESCAPE R3(エスケープ アールスリー)
キングオブクロスバイク、街中で見かけない日はないと言っても良いのでは?というくらい売れに売れまくっているベストセラーバイク。なぜESCAPEがこんなにも愛されているのか?
理由は軽い、安い、速い。そう、ESCAPE R3は自転車界の丸亀製麺なのです。みんな大好きですよね、かしわ天と釜揚げうどん。おっと、脱線しそうになりましたが、この自転車はカタログ重量で10.7kg、定価は52,000円(税抜)と、クロスバイクとしては上出来の11kg切りを達成しながら、定価は他メーカーの最廉価モデルと同じくらいに収まっています。それから、カラーバリエーションが豊富なのもうれしい。
GIANTというメーカーは、1990年代にスペインの名門チームONCE(オンセ)に機材を供給していたのですが、その際に軽量アルミパイプとスローピングフレーム(トップチューブが水平でなく、傾斜しているデザイン。今ではこちらの方が一般的ですが、ロードバイクで積極的に採用したのがGIANTです。)で一時代を築きました。
率直に言って、軽い、そして世界一の生産台数を誇る自社生産設備による低コストの実現、ヤバい。
さらに面白いのはフレームの規格で、他社と同様にVブレーキにフラットバーというクロスバイクの普遍的な様式ですが、後輪の幅が130mmなのです。これによって、ロードバイクと同じ規格のホイールを装着する事が可能に。ESCAPE R3のカスタムとして、ミドルグレードのホイールやロードバイクのお古のホイールで通勤快速号に仕立てる方もいらっしゃいます。
もちろん速さだけでなく、専用のキックスタンドや泥除けもオプションで用意しているので、ジテツウだけなく、街中での移動用としても大活躍間違いなしです。
女性用にLIVブランドでESCAPE R3Wという姉妹モデルも展開しているので、お嬢さんやご婦人方も安心してください。
これ1台で移動手段として十分でありながら、この自転車をベースにサイクリングの世界を広げてくれる万能選手がESCAPE R3です。
ESCAPE R DISC(エスケープ アール ディスク)
「ディスクブレーキって良いんですか?」
一昨年前くらいからでしょうか?ロードバイクでディスクブレーキを採用した自転車を多く目にするようになってから、この質問を何度となく頂いております。
ディスクブレーキのメリットは雨にぬれても制動力が落ちにくく、ブレーキの操作感が滑らか。実際に乗ってみるとブレーキが良く効く気がするし、コントロールがしやすいですね( ˙-˙ )真顔
2020年モデルからはクロスバイクのジャンルもディスクブレーキ化の波は押し寄せており、ESCAPEシリーズの末弟にもR DISCという油圧ディスクブレーキを採用した非常にコストパフォーマンスの高い自転車が加わりました。
油圧式のディスクブレーキを採用した自転車が(大事な事なので2回言いました)定価62,000円(税抜)
僅か1万円であの滑らかなレバーストロークが味わえるなら…。いずれはディスクブレーキのロードバイクを購入するんだから、クロスバイクも当然ディスクでしょう?
はい、2020年モデルはこちらの自転車の勢いが止まりません。
R3のように、専用のスタンドや泥除けなどのアクセサリーも用意されているので安心してください。
ただし、10万円以下の自転車を選ぶ場合において、1万円という金額を僅かと言い切ってよいのでしょうか?いやよくない(反語)
1万円があれば、近鉄特急で伊勢まで行って、うどんと赤福本店で赤福を食べて帰ってきてもお釣りがでまし、大阪府立体育館で新日本プロレスがアリーナ席で見れるんですよ?
ついでに言うと、ESCAPE R3を購入してタイヤをビットリアのRUBINO PRO CONTROLに変えれば、それだけで簡単に軽く速く、パンクに強くカスタムする事もできるわけです。
ディスクブレーキを搭載した自転車が増えている事は事実ですが、毎日の移動手段として使用する自転車として最適かどうか、購入に迷った際はぜひご相談ください。
でもやっぱりこの滑らかな動作のブレーキはたまりませんわ~。
FORMA(フォーマ)
最後にやってきたのはこちら、クロスバイク界の異端児、FORMAです。
10年以上スポーツサイクルに興味を持っている方は記憶にあるでしょうか?GIANTのカタログで異彩を放っていたFCRシリーズを。アルミ製のタイムトライアルバイク用のフレームに、フラットバーを採用する事で、街乗り最速という謳い文句で一世を風靡した自転車です。
中期以後はフルカーボンフレームやシングルスピード、コンセプトを無視してドロップハンドルの限定モデルが登場したり、幅広く展開しましたがFCRシリーズは2015年で終了しました。(FCR COMPOSITEにFCR SSか・・・何もかも皆懐かしい)
2020年最新モデルではFORMAと名前は変わりましたが、この自転車はまさにFCRの系統を引き継ぐ街・中・最・速フラットバーロードです。
クロスバイクの中にあって、ブレーキや変速機はロードバイクの規格を採用しており、GIANT得意の軽量アルミフレームの効果もあって、カタログ重量で10.0kgです。
シャープな翼断面状のパイプはTTバイクさながらで、空気を切り裂くエアロ効果を重視し、ワイヤーはフレームに内蔵されて、全体としてシャープな印象を受けますね。
タイヤはESCAPEシリーズより細め。ブレーキはロードバイクと同じキャリパーブレーキを採用。
このどこから見ても”シュッ”とした自転車が定価74,000円。ジテツウはスポーツだ!毎日の自転車での移動に少しでもスピード感や爽快感を味わいたい方が手にするとロードバイクキラーに化けるマシンです。特に通勤距離は10km~15kmとやや長めで、サイクリングロードなどを経由する方には非常に相性が良いと思います。