手組みのチューブラーホイールに乗ったことありますか?
『手組みのチューブラーホイールに乗ったことありますか?』
この問いに『イエス』と答えた方は、おそらく20年以上前からロードバイクに乗られている方でしょう。
当時はチューブラータイヤしかほぼなく、完組みホイールという概念すらなかった時代です。
時代は代わり、ロードバイクのカテゴリーでもチューブレスタイヤが台頭し、完組みホイールを買ってすぐに走れる素晴らしい時代になりましたが、ロードバイクホイールの原点はチューブラーの手組ホイールなのです。
機会がありましたら是非、手組したチューブラーホイールに乗ってみてください。
何とも言えない乗り心地に感動を覚えるでしょう。
今回手組みしたホイールは、25mmハイトのカーボンチューブラーリム。
ハブは『ホワイトインダストリー』のT11ロードハブ、スポークは『星スポーク』のレインボースター2.0で、前輪は20本のラジアル組み、後輪は24本タンジェント(左3クロス、右2クロス)の異交差組みです。
リアハブのフランジ径が右と左で極端に違いますから、異交差組みにしないと、スポークテンションの差が激しくなってしまいますね。
特に軽量化を追い求めたつもりはなかったのですが、リム重量が290gと飛び抜けて軽かったせいか、タイヤを含めて重量は前後で1,800gほどに仕上がりました。
手組ホイールの良さは、ライダー個々に、走るスタイル・体重・走る環境に合わせてハブやリム、スポークをカスタムできる点です。
通勤用にハブダイナモで組むもよし。
ヒルクライムに特化した超軽量ホイールにするもよし。
自分の趣味趣向に合わせた手組みホイールの世界に、どうぞいらしてください。