KASK MOJITOの3世代目、キューブ登場
KASK(カスク)はイタリアのヘルメットメーカー。もともとは建設・建築業者や登山用ヘルメットを製造していました。作業をする人や登山者を危険から守ってきた経験と歴史をもつメーカーなのです。
KASK がサイクリングヘルメットをデザインする際にはライダーの保護と安全を最優先事項としていることは、これまでの歴史の流れからみて当然の事。
ご存じのように、KASK のヘルメットは、UCIプロサイクリングチームの「 Ineos Grenadiers(イネオス・グレナディアーズ)」が着用しています。チームに安全性、性能どれをとっても最高の製品を提供するためのノウハウが、そのまま一般のサイクリストにも恩恵を受けられるのがKASKのすばらしいところ。
今日はリニューアルされたKASKのMOJITOをご紹介します。
MOJITO³ モヒートキューブ
日本人にもフィットする欧州ヘルメットとして2010年代初頭より高い人気を得た軽量モデル“MOJITO”が3代目へとアップデートされ”MOJITO³”へ。
コンパクトなフォルムとデザインで「頭が大きく見えない」ことから、女性サイクリストからも高い支持を得ているモデルです。
発表当初は当時アルカンシェルを着用していたマーク・カヴェンディッシュや、2012年にツールを制覇したブラドリー・ウィギンスらトップ選手が使用していたフラッグシップモデルでした。
カスクのヘルメットはイタリアでハンドメイドされています。モヒートはつつみこまれるような被り心地が特徴です。
ヘルメット内部に備えられるカスク独自のBlue-Techインナーパッドは、吸汗性に優れており、汗が肌を刺激しにくいです。
OctoFitというフィッティングシステムが採用されているため、締め付け具合に加えアジャスターの上下位置も調節可能となっています。
これが、つつみこまれるような被り心地の秘密ですね。
今回のモヒートの進化、一番大きなポイントは安全性能が大幅に向上しているということ。
斜め方向からの衝撃や、衝撃時に回転が加わるねじれ衝撃などは、脳や首回りに深刻なダメージを残します。MJITO³は実際の事故に基づく衝撃条件を分析して、可能な限り脳へのダメージを軽減することを基本設計とし、MJITO³はWG11という安全基準を満たしています。
衝突安全性は従来品と比較して後部で32%、前部で25%、上部で12%を上回るということです。
留め具も新しいものになっていました。