ロングライド・ブルベで活躍中のアイテム
先日、西日本を中心にブルベを主催している団体、「オダックス近畿」が主催するセミナーに、スタッフ野村がパネリストとして参加してきました。
達人というとおこがましいのですが、私が使っている機材に関してはみなさん興味津々で、いろいろな質問を頂戴しました。

今回のセミナーは神戸で行われました
今日は、2月のブルベでも役立ってくれた、スタッフ野村が愛用している機材を中心に紹介したいと思います。
タイヤ CONTINENTAL GRANDPRIX 5000(コンチネンタル グランプリ 5000)
以前、使用感を紹介した定番タイヤの新型ですが、引き続き様々なシチュエーションで使用を継続しています。
この写真を撮った時点で、走行距離は3,000㎞を超えており、後輪は台形化が進んでいることが分かります。
摩耗によって、乗り心地の変化やパンクなどトラブルは一切起こっておらず、摩耗インジケーターもこの通り綺麗に残っています。もうしばらくこのままで使用を継続してみようと思います。
(3月末時点で4,000㎞を経過)
感覚的には5,000㎞くらいは問題なく使えるのでは?と考えています。
旧モデルであるGRANDPRIX 4000は、レーシングタイヤに似つかわしくない耐久性が魅力でしたが、軽量化された今作であっても相応の耐久性は持ち合わせているようです。
より軽くなった走行感と乗り心地の良さを考えると、ブルベ・ロングライドでも十分に頼れるレーシングタイヤである事は間違いありません。
サイクルコンピューター、ライトマウント REC-MOUNTS(レックマウント)
堅牢な構造と、圧倒的なユーティリティで、マウントシステムの定番メーカーの地位を確立した日本メーカー。どんなアイテムでもスッキリと取付が可能です。
私が取り付けているアイテムはGARMINのサイクルコンピューターにベル、ライト。
コンピューターの下にGIANTのライトRECON HLを、さらに400㎞以上のブルベでは前照灯は2個以上取り付ける必要があるため「両持ちナローマウント用 アダプター」を利用して、懐中電灯も追加しています。
そして、ダブルマウントアダプターでステム上側にはキューシートを固定しています。
ブルベでは基本的にこの装備で走る事が多く、SR600のように夜中に山の中を下る必用がある場合でなければ、ツーリングやナイトライドなど、どんなシチュエーションでも対応できると思います。
レックマウントには様々なアダプターがラインナップに追加されるので、取り付けできないものはないといっても過言ではないでしょう。
参考にお客様のご要望から提案させていただいた、取り付け例をご紹介します。

GARMIN Edge1030と拡張バッテリーパックを使用した状態でライトをスマートに取り付けました。

キューシートとサイクルコンピュータにライト複数、今後はモバイルバッテリーなどの他のアダプターを追加することもできます。
シューズ LAKE(レイク) CX402
ハイエンドモデルのシューズはソールが硬いため、ロングライドには向かないと言われる事が多いのですが、私の体格やペダリングとの相性では高剛性なシューズがマッチしています。
私がレースからロングライドまで愛用しているLAKEのCX402は、そのカーボン製のソールは非常に硬質であるものの、ミッドソールがクッションとして機能しているせいか、ソールの硬さが気になる事はありません。
また、カンガルーレザーという天然素材のおかげで、気温の変化や蒸れ、さらには雨に濡れた時にもストレスを感じにくい事もロングライドで有利な点です。
3日間連続参加した2月のブルベでは、初日に想定していた以上の雨に降られてしまったのですが、冷え症の私でもペダリングに影響するような冷えを感じる事はなく、パフォーマンスを維持する事ができました。
さらに、雨天走行でぐっしょりと濡れてしまったシューズですが、ホテルのフロントで頂いた古新聞で水分を吸収すれば、翌朝には元通りに乾いていました。

今週末3/30-31は、LAKEの試着会もあるのでぜひ試してみてください。 足を入れたら、心地良いフィット感を感じていただけますよ!
以上のように、ブルベやロングライドでは速く走ることよりも、如何にパフォーマンスを落とさず、かつ安全に走る事が求められます。
そのために、日頃から使い慣れて、安心して身を任せられる装備を整える事を重視しています。
ブルベ教室、相談室でもお伝えしていますが、コースや体力、さらには気象条件により完走するために必要な装備は変わってきます。
様々な条件を見極めて、ロングライドで達成感を味わってください。
みなさんの経験、装備を考慮して解決策を提案させていただきますので、作戦に行き詰った場合はぜひご相談ください。