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大台ケ原ヒルクライムチャレンジレポート

去る9月13日にスタッフ野村が「大台ケ原ヒルクライム」にチャレンジしてきました。

大台ケ原は奈良県と三重県の県境にある「日本百名山」にも選ばれた山。
この山を舞台にした「大台ケ原ヒルクライムレース」は、吉野地域のイベントを連ねた「吉野魅惑体験フェスティバル感動発見2001」を機に上北山村として個性的な地域おこしを行おうとイベントとして2001年から始まり、今年で14回目。「大自然の中を駆け抜けよう!」をキャッチフレーズに、村を上げてのイベントというホスピタリティの良さで、参加者からの評価が非常に高く、募集定員は800人ですが毎年早々に募集が締め切られています。

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大台ケ原からは晴れた日にはなんと遠く富士山も臨めます

この大会は距離が28km、中盤の平均勾配は10%以上と難易度は高めのコースで、参加者は日頃からある程度走り込んでいる、中級以上のユーザーが多かったようにみえました。

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レースの前日、夜はBBQで英気を養いました(笑)

前日には招待選手との懇親会や花火大会が行われていたようです。また、7月頃からレースの準備状況などがウェブサイトや、フェイスブックで発信されており、こういった取り組みも参加者からの高評価に繋がっていると感じました。

この大会の最大の問題は参加者の宿泊施設にあります。普段はキャンプや登山客の出入りしかないようで、車中泊やテント持込の参加者も多かったようです。なお、私はキャンプ施設の宿泊所を予約しておき、前泊しました。

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さて、当日。

 

スタートはチャンピオンクラスが最初にスタートして、後はレディース、年代別と7つのグループに分かれてレースが始まりました。
私の目標は、年代別10位以内に入ること!! さて、どうなるでしょう。

近年、落車のリスクが少ないという事からヒルクライムイベントの人気が高まっています
ここからは、ヒルクライムの様子と、機材、トレーニングから見たヒルクライム対策をレポートしたいと思います。

 

大台ケ原ヒルクライムのコースは、中盤に平均斜度10%以上という「激坂区間」が設定されている反面後半の12kmはアップダウンの連続で体力の振り絞ったアタック合戦が繰り広げられる、という記録を狙うには非常にハードな設定となっています。

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今回の参加にあたって事前の下見をした結果、激坂区間を如何に「頑張らないように頑張るか」がポイントであると感じました。
レース中は、POLAR V800(ポラールV800)で心拍数を管理する事で後半まで体力を切らすことなく、うまく自分が持てる力を出し切るレースができました。
具体的には、激坂区間では心拍数が190を超えないように、勾配やダンシングのタイミングに合わせて慎重にギアを選択しました。
レースの緊張感のなか、具体的な数字が指標として使えるというメリットは大きかったと思います。

ポラールのデータは、こちらで紹介していますので是非ご覧ください。

 

それでは、まずはヒルクライムに向けて準備した機材を紹介したいと思います。

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ヒルクライムといえば、軽量ホイールの出番ですが、体重が51kgと小柄な私にとっては、外周部分であるリムの重量が軽いほど有利と判断しました。

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リムの軽量化に関しては、現状ではカーボンチューブラーリムに勝るものはありません。そこで、軽量リムを取寄せて、ヒルクライム決戦用ホイールを組み立てました。
この仕様で、前後の実測重量は1,140gです。
さらに、今回は「ホイールバランス」の調整まで徹底して行いました。

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ホイールの外周部分の重量は均一でない事が殆どです。これを調整することで、高速走行時の安定感が増し、乗り心地は良く、加速はスムーズになると言われています。リムに貼った鉛のテープでバランスを取っています

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また、チューブラータイヤは今回超軽量タイヤは選択しませんでした。
なぜなら、大台ケ原の路面の状況はあまりよくないので、パンクのリスクを少しでも減らしたいという思いからできるだけ丈夫なタイヤをということでここは価格を抑えることに成功!

続いて、レースに向けてコツコツと準備してきた、トレーニングとサプリメントについてご案内します。

練習時間の確保が困難であったため、今回は1ヶ月前からローラー台を使用した高効率トレーニングに取り組みました。

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具体的には、自宅でGT ROLLER FLEXを使ったパワートレーニングを出勤前の朝練習として実施しました。
マンション住まいの私ですが、GT ROLLER FLEXは稼働音が静かなので安心してトレーニングに励むことができます。
1時間ほどでレースに向けたトレーニングが可能ですので、忙しいサラリーマンアスリートにおススメです。
具体的なトレーニング方法は、長くなりますのでまたの機会に。

 

サプリメントについては、普段から体調管理のために摂取していた、グリコのエキストラアミノアシッドに加えて、クレアチンのローディングを行いました。

グリコのサプリ
クレアチンとは、たんぱく質の一種で爆発的な力を発揮する際に効果があるとされています。瞬発的な力を発揮する種目向けというイメージがありますが、急勾配での加速やコーナーからの立ち上がりなど、瞬発的な力が必要な場面で有利になると判断して、1ヶ月前から体内のクレアチンの貯蔵量を高める「ローディング」を行いました。
具体的には、毎日の晩御飯の後にグリコのおいしいアミノ酸クレアチンパウダーを1包摂取するという簡単な方法です。
さらに、レース本番では、呼吸を助ける魔法のサプリメント・オキシアップと、足攣り防止の味方・マグオンにお世話になりました。

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おかげで、レース中は足が攣る事もなく、メリハリの効いた走りをする事ができました。

 

そして、レース結果は・・・

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目標にしていた、年代別10位以内にはぎりぎり手が届かなかったものの、何とか1時間20分を切ることができました。
今回のレースに関しては、私自身の体力レベルは高まっていなかったのですが、事前に入念な計画と準備を進めた事によって、満足の行く結果を得ることができました。

 

大台ケ原ヒルクライムへの参加は初めてだったのですが、他の参加者の様子を見ていると、中級以上のユーザーが多いにも関わらず機材にこだわりを感じる方は少なかったです。
自分自身を鍛えたりトレーニングすることももちろんですが、やはり自転車は機材競技。
ロードレースやヒルクライムレースなどのような場面では、機材や自転車の調整に投資をすることは全然無駄にはなりません。
イベントを楽しむための積極的な投資を意識したらもっと楽しめるのに、と思います。
特に、ホイールバランスなんかはベックオンでもよく依頼を受けるのですが、ホイールの転がりが本当によくなったと実感する方多数です。

このようなイベントやレースに参加する方で、どうすればいいのかわからないことがあれば相談にのりますのでお気軽にお声がけください。

ベックオンにはサイクリストを助けてくれるアイテムが沢山揃っています。もっと自転車を楽しみたい!と思った時は、ぜひ店頭にてご相談ください。

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