SHIMANO WH-R9270シリーズチューブレス対応ホイールインプレ

株式会社シマノは、大阪府堺市堺区に本社を置く、自転車部品と釣具の製造を主要な事業とするアウトドアスポーツメーカーで、スポーツ自転車部品の世界最大手企業です。そのシマノが手掛けるロード用パーツの最高峰の「DURA-ACE(デュラエース)」はツール・ド・フランスをはじめとするプロロードレースの世界で、もっとも多く使われるレーシングパーツ。素材や製造方法に独自の技術やこだわりが凝縮され、優れた変速性能や操作性はもちろんのこと、高剛性でありながら軽さも魅力。その「DURA-ACE」と「ULTEGRA」の2つのグレードのパーツが昨年刷新され、リアの変速段数が11段から12段にアップグレード。
そのポテンシャルを引き出すためにリリースされた「DURA-ACE」のホイール、WH-R9270シリーズのチューブレス対応モデルのC60、C50、C36。
この3ヶ月でこの3種類のホイールすべてを、店長金森がそれぞれ1ヶ月間試乗、インプレッションをレポートします。
それぞれの重量は
C60 1609g(リムハイト60㎜)
C50 1461g(リムハイト50㎜)
C36 1350g(リムハイト36㎜)
タイヤは共通のヴィットリア コルサ クリンチャーを装着しています。
3種共に共通して感じるのは、とにかくよく転がるということです!
この転がりの軽さは今まで使用してきた数々のホイール、中にはセラミックベアリングの物もありましたが、今回のR9270シリーズはそんな数あるホイールと比べてもよく転がります。
3種の走行感の違いは、C60とC50は高速巡航平地向けであることは、その見た目からもわかりますね。
走行してみると、一定速度で平坦の高速巡航するならコレという感じです。
C60で気になったところは、瞬間的なパワーをかけたときにもっさりする感じがあるということ。
細かいアップダウンを含んだコーズやクリテなどではC50の方が、使いやすい印象です。
オールラウンド性能を求める方にはC36がお勧めです!
平地での高速巡航はC50,C60に及ばないものの、長いヒルクライムはもちろん、短いアップダウンの続く道や、ロングライドでの足がなくなってからでも踏みやすい等、使えるシチュエーションが多いです。
個人的にどれか一つを選ぶとすればC36ですね!
レースなどで、コースがフラットの場合はC50、もしくはC60をチョイスしてください。
何れにせよSHIMANO WH-R9270シリーズは本当によく転がります。「これは買い」ですよ。