スペシャライズド史上最もパワー伝達に優れたシューズ登場
1974年創業のカリフォルニア州モーガン・ヒルに本社を置くSPECIALIZEDは、先進技術を駆使したハイパフォーマンスバイク、コンポーネント、サイクリング用品を設計・製造し、世界チャンピオンクラスのライダーから一般の情熱的サイクリストまで多くの人々に製品を提供する、メーカーです。
2020年は、今年の世界チャンピオンジュリアン・アラフィリップを擁する、DECEUNINCK – QUICK STEP(ドゥクーニンク・クイックステップ)やペテル・サガンを筆頭にするBORA – HANSGROHE(ボーラ・ハンスグローエ)に機材提供しています。
”Innovate or Die(革新を、さもなくば死を)”を社訓に、積極的に新しい技術を採用し、その製品は競技レベルを問わず多くのサイクリストに愛用されています。
今日は、スペシャライズドから発表された新しいロード用ビンディングシューズをご紹介します。
S-Works Ares(エスワークス・アーレス) Road Shoes
これまでフラッグシップモデルだった「S-Works 7」のさらに上位モデルとなる「Ares(アーレス)」です。
今回の注目ポイントは、通気性の高いソックス構造のアッパーと2BOAダイヤル式のクロージャーを採用していること。
快適でシューズ内の足のねじれをなくしフィット感抜群。
ペダルにパワーダイレクトに伝える究極のシューズです。
特徴的なクロージングシステムは、メッシュ生地を覆うよう配置された、ダイニーマ強化による合成皮革生地に搭載されている。足とアッパーのフィット感はソックス構造のメッシュが担い、シューズのホールド力を合成皮革部分に担わせ、クロージャーを締め込んだ時に生地のシワなどの発生を抑える設計です。
定番カラーはチームホワイト、ブラック、ホワイトの3色。
限定カラーのレッドチームは在庫で終了となります。
ソールはスペシャライズドの中でもっとも高剛性で軽量のFACT Powerline™カーボンソール。
S-Works 7と同じ剛性のソールということだったので同じサイズで並べてみました。
アッパーのラインに合わせてちょっとつま先がふくよかに見えますね。Form Fitのラストはつま先に余裕を持たせ、究極の一体感と快適さを実現しているそうです。
また、チタン合金製クリートナットは、クリートを後方へ5mm動かすことができます。
アッパーも比べてみるとAresのほうがつまさきに余裕がありますね。
前側のBOAもベルト状のアッパーで包み込むように締め付けられる作りが採用され、結果として足とアッパーが接触、圧力がかかる部分はS-Works 7よりも20%広くなっています。
搭載されるBOAダイヤルは全開放が可能です。
ヒールカップはS-Works 7と同様のものが使われているそうです。
ちなみに公式の重量は、42サイズでS-Works 7が224g、Aresが220gということなので、実測してみました。
どちらも41サイズで計測しています。
S-Works 7が231.3g。
Aresが234.9gという結果に。
Dyneemaのタグが付いている分重くなり公式重量を超えてしまいました(汗)が、どちらもやっぱり軽いですね。
サイズは39~44(40から43は0.5サイズ刻み)
BLACKとWHITEは36、37、37、44.5、45というサイズが追加されています。
定価は46,000円(税抜)