自転車買う買う団 使ったら癖になる?安定感のあるチューブレスタイヤ

新しいアイテムを試すのは、自転車に乗るのと同じくらい楽しいですよね!

という事で、引き続きスタッフ野村のお買い物したアイテムをご紹介。今回はチューブレスタイヤをご案内したいと思います。

みなさんもう使っていますか?チューブレスタイヤ。ロードバイクでチューブレスタイヤが登場したのは2007年頃でしょうか。

その頃から長きにわたって愛用している方もいらっしゃいますが、従来のクリンチャー、チューブラーに並ぶ、、、というまでには普及していませんでした。

ところが、ここ5年ほどの間に発表された新型ホイールはチューブレスに対応したホイールが圧倒的に多く、それに続いて人気タイヤメーカーも続々とロードバイク用のチューブレスタイヤを発表するようになりました。

ようやく選択肢が充実した状況になって、ホイール交換と併せてチューブレスタイヤを選ぶ方が増えてきています。

そんな中で、今回私が購入したタイヤはIRCのチューブレスタイヤ(Formula Pro S-LIGHT)です。

IRCはロードバイク用チューブレスタイヤを黎明期から継続してラインナップし続けるメーカーのひとつ。性能はもとより、装着性も含めておススメできるタイヤメーカーのひとつです。

IRCのチューブレスタイヤは絶えず進化を続けており、ハイエンドのFormula Proシリーズは現在では5世代目になっているそうです。

まずはチューブレスタイヤの構造、規格についておさらいをしておきます。

チューブレスってどういう事?チューブがないからチューブレスです。というトートロジーな展開はさておき、タイヤとホイールの外周部分リムについて画像で確認してみましょう。

クリンチャータイヤ

クリンチャータイヤの場合は、タイヤの中に納められたチューブが空気を保持してくれる事で、タイヤは容易に外れる事が無いように固定されます。

チューブレスタイヤ

一方で、チューブレスタイヤの場合は、タイヤとリムがガッチリと固定され、チューブの存在なしで空気を保持しています。

さて、チューブが無くなった事によってどんな良い事があるのでしょうか?一般的にはチューブレスになる事で

①パンクに強くなる
②軽量化、軽い走行感が得られる

この2点が挙げられます。

パンクへの耐性ですが、一番大きな点はクリンチャータイヤで気を付けたい”リム打ちパンク”のリスクがなくなる事です。空気を抜いて低圧で走行していると、段差などでホイールを打ち付けた時にタイヤが過度に変形して起こるパンクです。

チューブレスの場合このケースのパンクは起こりにくくなるので、低圧での運用が可能になります。また、タイヤにキズがついてパンクをした時でも、タイヤがしっかりとリムに固定されているので、タイヤがホイールから外れにくく、安全に停止できるというメリットもあります。

ちなみに、私は昨年の1年間で2万km走ったなかでのパンクは10回、そのうちの6回はリム打ちパンクでした。チューブレスタイヤはクリンチャーより値が張りますが、交換用のチューブ代を考えると経済的と言えるかもしれません。

②のチューブレスタイヤの重量については、タイヤ自体に空気を保持する層を用意する必要があり、クリンチャータイヤに比べて重たいタイヤが多かったのですが、”チューブレスレディ”の登場により軽量なタイヤもリリースされるようになりました。

と・こ・ろ・が、一部のチューブレス対応のホイール、タイヤを除いてほとんどの場合、ホイールには専用のテープを貼り付けて、シーラントと呼ばれる空気漏れを防ぐ液体を注入しなければいけません。また、空気を入れるバルブを取り付ける事も考えると実は重量的にはあまりメリットはないのかもしれません。クリンチャー用のチューブでも、最近はREVLOOPやTUBOLITOのようなポリウレタン製の軽量チューブが出てきましたしね…。(参考 PANARACER GILLAR 25CにWOLFPACKのTPUチューブならわずか195g!)

走りの軽さ?については、タイヤメーカーや比較するタイヤによって差があると思いますが、今回2,000km走行したIRCのS-LIGHT(チューブレスレディタイヤ 700×25Cで重量220g)の使用感をお伝えしたいと思います。

このタイヤの特徴は走りの軽さに尽きます。発進から時速40km台に乗せるまでの加速時や、登坂時のダンシングでは自転車を軽量バイクに乗り換えたと思えるくらいの軽さが体感できました。

さらに今回のモデルチェンジで投入された新型のRBCC(米ぬかを利用した素材をトレッドゴムに添加するIRC独自の技術)のお陰か、グリップ感は良好で、ダウンヒルでもスムーズな走行感を得る事ができ、ストレスを感じることなくどこまでも加速して行きたくなる安心感がありました。

上記のRBCC配合のタイヤ表面が路面へ食いつくようなイメージなので、転がりの軽さを重視して空気圧は高めで使用したいタイヤですが、その反対に乗り心地の方は思ったよりも…と感じました。乗り心地も重視するのであれば、28Cや30Cなど太目のタイヤを検討しても良いかもしれません。

多少の重量増はあっても、クリンチャータイヤと比べて、わずかなチューブの偏りやバルブ部分の厚みなど細かい点でのストレスが無くなるチューブレスタイヤ、重量の点では苦しいところがありますが、チューブレスの走りの軽さは味わったら癖になりそうです

続いて、いちばん選択肢が多いチューブレスレディのホイールにチューブレスタイヤを取り付ける場合の作業を紹介したいと思います。

取り付けたのはロングライド、ブルベで愛用している手組のホイール。リムの内幅はC17規格、チューブレスに対応しています。リムにはスポークやニップルを通す穴が空いているので、チューブレス対応のテープでこの穴をふさぐ必要があります。

今回はGIANTのチューブレステープを使用しました。

ぴったりと空気が入らないように引っ張りながら、押さえつけながら、少しずつ貼り付けていきます。ちなみに、使用後のテープは下のような具合です。

凹みやテープの剥がれが見つかったらタイヤ交換と併せて交換してしまいましょう。

そして、空気の入り口であるバルブを取り付けます。リムハイトやリムの底の形状に合わせてジャストフィットするバルブを選びます。ホイールメーカーが専用品を用意している場合もあるので、要確認です。

ここまできてようやくタイヤの取付です。タイヤの”ビード”をリムの内側にはめ込んで、大容量の空気を一気に送り込んでビードをリムにガッチリ固定します。フロアポンプで勢いよくポンピングしても装着できる場合もありますが、一気に空気を送り込む”タンク”があると便利です。GIANTのCONTROL TANK、通称・バズーカがあると便利です。(私はコンプレッサーを使用して作業をしたのでラクラクでした(笑))

GIANT CONTROL TANK

”チューブレスレディ”のホイールやタイヤの場合、ビードを上げた時点ではタイヤ、ホイールのいたるところから空気漏れがしている状態です。この状態のタイヤにシーラントを注入する事で空気漏れが止まってチューブレスタイヤは完成します。

今回シーラントに選んだのはEffetto MariposaのCaffeLatex。アンモニアを使用しておらず、金属やゴムへの攻撃性が少ないのが特徴です。前輪は30ml、後輪は50mlで空気のもれが止まりました。

慣れてしまえばどうという事もありませんが、テープ、バルブにシーラントと、チェックしないといけない部品が増えるので大変かもしれませんね。詳しくは書ききれないのですが、取り付けが困難なタイヤやホイールも中にはあります。(今回のIRCの難易度は中程度でしょうか)

取付作業も承っていますので、初めてのチューブレスタイヤで不安がある方はぜひご相談ください。

ちなみに、IRCの新型チューブレスタイヤ、S-LIGHTに続いてパンクに強いX-GUARDも購入して使用しています。こちらの使用感はまた別の記事でレポートしたいと思います。

<自転車買う買う団 お買い物レコード15>
〇IRC FORMULA PRO S-LIGHT ×2 ¥15,200(税抜定価)
〇IRC FORMULA PRO X-GUARD ×2 ¥15,200(税抜定価)
〇GIANT ON-ROAD TUBELESS TAPE ¥2,000(税抜定価)
〇Effetto Mariposa CaffeLatex ¥1,200(税抜定価)
ここまでの合計額 ¥1,245,500

 

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