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自転車と空気とバルブ長と

我々人類が生きていくためには空気が必要です。

同じように自転車も空気なくしては、その性能を発揮する事ができません

100年以上前から自転車は存在していましたが、そのタイヤの構造はゴムが詰まったもので、乗り心地が悪くてスリップしやすかったそうです。19世紀末に空気入りのタイヤが登場してからは、パンクというリスクはあるものの、それを補って余る利点の多さから、自転車に限らず自動車、モーターサイクルなどあらゆる乗り物へと普及しました。これによって、空気と自転車は切っても切れない関係が続くことになったのです。

こんにちは、スタッフ野村です。いきなり壮大な話からスタートしましたが、そんな大事な空気の出入り口である

「バルブ」

に焦点を当ててみたいと思います。

下の写真は、スポーツサイクルに採用される事が多いフレンチバルブ
空気入れの「ポンプヘッド」をしっかり固定するためには15mm~20mmほどの突き出しが必要になります。

これくらいなら必要十分。店内で用意している色々な空気入れで試してみましたが、いずれでも問題なくバルブを掴む事ができました。(ホイールが気になりますか?気になりますよね!こちらの詳細は後日レポートします。)

バルブの出っ張りは長すぎると見た目が悪いだけでなく、無駄な重量を背負ってホイールの外周部分のバランスも悪くなってしまいます。逆に短すぎると空気を入れる事ができません

リムの高さ(いわゆるリムハイト)に10mm~20mmを足した長さのバルブを用意すると良いでしょう。

ちなみに、バルブの長さの実寸ですが、手に入ったチューブを測定してみました。

SCHWALBE(シュワルベ)40mm

IRC 48mm

VITTORIA(ヴィットリア) 51mm

SCHWALBE、IRC、VITTORIA、これらのメーカーはバルブの付け根からコアの先端部分でバルブ長として記載しているようです。

さて、ここでバルブコアについて一言。

「世の中には2種類の仏式バルブがある。コアが外せるやつとそうでないやつだ。

という事で、百聞は一見に如かず。バルブコアの外し方を動画でご紹介します。

こちらはチューブレスタイヤのためのバルブですが、コアを外す事で、シーラント(空気漏れを防ぐ液体)をタイヤ内に注入する事が可能です。

また、バルブそのものを延長する事も可能です。

ちょうど良い長さのバルブを用意できない場合は、コアが外れるタイプなら延長バルブで急場を凌ぐことも可能です

今回は新調した50mmハイトのカーボンホイールに合わせて、バルブ長60mmのSOYOのチューブを選びました。バルブの長さ以外にもポイントはもう一つあって、「バルブにネジが切られているか」です。ネジが切られているチューブであれば、リムナットが付属しています。

こちらはチューブに空気を入れる際にバルブベース(バルブの根本の膨らんでいる部分)をリムに密着させるために使うものです。

パナレーサーのQ&A

リムハイトが高いホイールで走行していると、バルブホールの隙間でバルブががカタカタと異音を奏でる事があるのですが、リムナットを閉める事でこれを防ぐ事ができます

チューブのバルブについてご理解いただけたと思います。
チューブを購入する際は、タイヤのサイズだけじゃなくてバルブの長さも確認する必要があることがわかりましたね。

さて、これでチューブの準備はOK!
あとは空気圧の管理です。
ロードバイクのもっとも普及しているブチルチューブの場合、24時間で5%ほどの空気が自然にチューブの外へ漏れ出すそうです。

乗り心地の確保と、パンクのリスクを減らすには、空気圧をしっかりチェックしてから出かけましょう。
売り場でチューブの選び方に迷った時にはスタッフにご相談ください!

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