トライアスロン ビギナーズ セミナー バイクの基礎練習編
トライアスロン ビギナーズ セミナー “トライデビュー2020”
2月24日からスタートしたビギナーズセミナー、8日に第2回目の予定でしたが、雨で延期となったため3月20日(祝・金)に開催されました。
今回は、元プロロードレーサー山下貴宏さんを講師にお招きしてバイクテクニックを学びます。

山下貴宏さん 17歳から自転車をはじめ、21歳でプロチーム「ミヤタスバル」へ。チームNIPPO、マトリックス・パワータグ、TEAM UKYO、シエルヴォ奈良に所属、11年間プロロードレーサーとして活躍。ツールド北海道・区間優勝。U-23日本代表。イタリアでのヨーロッパツアー出場。Jプロツアー、国体(兵庫代表)での入賞経験あり。
トライアスロンのバイクパートでは、ロードバイクやトライアスロンバイクを使用することがほとんどです。
そして、スイムやランから競技を始める方が多く、バイクパートはちょっと苦手という方が多い傾向があります。
今回は、バイクパートをこなすうえで基礎となるロードバイクのバイクコントロールを習得してもらいます。
ちょっとしたコツでレースを有利にすすめられるようになりますし、レースはもちろんトレーニング中も安全に走行してもらうことが可能になります。
まずは、山下さんから今日のセミナーの説明を受けます。
まずは、おなじみのいっぽん橋をまっすぐにはしる。徐々に幅が狭くなります。
どうやったらまっすぐ走れる?? 山下さんがヒントをくれます。
つづいて「最後にゴールした人優勝!」ゆっくり走る選手権。
自転車ってスピードを上げれば安定します。でも、止まってしまうとパタッと倒れてしまいますよね。
そう、ゆっくり走るってなかなか高度なテクニックが必要なんです。
ヒントは自転車の上でどうやってバランスをとるかです。
このゆっくり走るをヒントに『止まる』という課題にもチャレンジ。
止まるテクニックは、とっさの時のパニックブレーキ回避にも役立ちます。
スピードをコントロールするブレーキングのテクニックはスポーツバイクのみならず、どんな乗り物でも要(かなめ)となります。
つづいて、地面に置かれたマーカーコーンをジグザグに曲がるというお題。
自転車にはハンドルがついていますが、4輪の自動車のようにハンドルを切れば曲がるというわけではありません。
2輪の自転車の場合は、重心移動が重要になるんですね。
山下さんのちょっとしたアドバイスで、どの課題も皆さんどんどんコツをつかんで上手になっていきました。
一般的にトライアスロンレースでは、ドラフティングと呼ばれる集団走行は禁止されています。
他の選手を風よけに使うことはできません。
だからこそ、ひとりでしっかり走れる技術を身に着けることは必須。
レースでは他選手のラフな走行、コース上に何かが飛び出してきたり、落ちているモノなどをかわす場面があるかもしれません。
テクニカルなコーナーを抜けるテクニックをもっていたら、それだけでアドバンテージもあがります。
バイクの扱いを知っていると知らないではレース運びやライン取り、タイムにも大きな影響を与えます。
今日みなさんにお伝えした『まっすぐ走る』『止まる』『曲がる』は、バイクテクニックの基礎であると同時に、自転車をコントロールする必須テクニック。
今日はバイクを思い通りに進ませる技術を学んでいただいたので、これからひとりでバイクトレーニングするときにも意識して乗ってください\(^o^)/
今日はみなさんの、わくわく感と緊張感、そして楽しんでいただいた笑顔で満足感がたくさん伝ってきました。
バイク講習が長くなってしまったので、ランは少しだけになってしまいました(^^;
参加のみなさんは40~60代まで。
年を重ねても新しいチャレンジにワクワクしたり、自分のペースでスポーツを楽しんだり、まだまだ学ぶことに胸をときめかせたり、目標に一歩ずつ近づく皆さんの笑顔が私の楽しみでもあります。
3回目はスイムの予定。ウエットスーツの試着試泳も兼ねています。
参加希望の方は、ぜひお申込フォームよりお申込下さい。
【お申し込みフォーム】
セミナー参加ご希望の方は、申込みフォームに必要事項をご記入の上送信してください。
☆どちらも1回ごとにお申込みいただいても、まとめてお申込みいただいても構いません。
【参加費】
第3回目のスイムセミナーは、ウェットスーツの試着試泳は特別料金、1講座1,500円(指導料+保険料)となります。
※お申込みいただいた方には詳細をメールにてお知らせしています。