DE ROSA MERAKとハンドル周りすっきりのACRシステム
今日はDE ROSA(デ・ローザ)のニューマシンをご紹介します。
皆さんもう新しいロゴは見慣れましたか?
昨年発表されたDE ROSAのニューモデル、MERAK(メラク)の試乗車がベックオンにやって来ました。
DE ROSAにとって”MERAK”という名前はレーシーなハイエンドモデルに代々使用されてきました。(初代MERAKは、2000年のロード世界選手権を制した、dedacciai V107という取り扱いの難しい軽量アルミチューブを使ったバイクでした)
今回のMERAKはディスクブレーキに対応し、ケーブル類はインターナルルーティングになるなどトレンドを取り入れつつも、フレーム重量は800gと軽量に仕上がっています。
DE ROSAのハイエンドモデルはいずれもレースシーンを想定した機材。
いずれもプロ選手が使用するトップモデルと言ってよいでしょう。
新しくなったロゴはSKの開発でコラボした「ピニンファリーナ」が手掛けたもの。
自転車好きには親しみのある以前のロゴとの別れは惜しくもありますが、新しい時代の到来を予感させます。
特徴的なのはハンドルステムからトップチューブまでのシルエット。
すっきりとした印象を受けます。
FSAのACRというシステムを採用しており、ブレーキ、シフトのケーブルは下の図のように、ハンドル内部からステムを通って、フレームへと内臓されます。
この自転車を触ってみてびっくりしたのは、ハンドルをスイスイと自由に切れる事。
見た目やエアロ効果を重視した結果、他の性能を犠牲にしてはいけないと思うのです。
この点ではMERAKはかなり評価されるべきではないでしょうか。
上記のMERAKのようなフレームに対応したハンドルやステムは今後いろいろなパーツメーカーから発売されるようです。
ベックオンでは次の二つのハンドルを取り扱い始めました。
FSA ENERGY ACR ハンドル/ステム
CONTROL TECH COUGAR ALLOY
どちらのハンドルもアルミ製ながら、ケーブル類の内装に対応しており、ACRなどのシステムに対応したフレームやステムと組み合わせる事ですっきりとした外観を実現する事ができます。
また、CONTROL TECHのCOUGARは最近珍しくなってきたエアロ形状のアルミハンドルです。
重量は360g以上とヘビー級ですが、剛性感があって安心して使えそうですし、お値段もお手頃ですよ。