2019ITU世界トライアスロン・パラトライアスロンシリーズ横浜大会
こんにちは。ベックオンスタッフ武友です。今年もパラトライアスロン横浜大会をレポートします!!
5月18日土曜日に行われたITU世界パラトライアスロンシリーズ2019にPTVI(視覚障害)の円尾 敦子(まるお あつこ)選手(日本オラクル・グンゼスポーツ)のガイドとして参戦してきました!
視覚障害の円尾選手の「ブラインド」クラス(PTVI)は、同性のガイド1名がレース全体を伴走しなくてはなりません。
バイクパートはタンデムバイク(2人乗り自転車)の使用が義務付けられており、ガイドが前に乗ってパイロット役を務めます。
2018年
2017年
2015年
今回のレースは、パラトライアスロン部門・カテゴリー全男女総数(6部門×男女)で70名までしか参戦できず、エントリーをしてもポイントランキングの順位によっては出走できないハードルの高いレースです。
このレースは横浜、山下公園周辺の特設会場にて行われます。
距離はスプリントディスタンス(25.75km)、スイム750m(1周回)、バイク20km(4周回)、ラン5km(3周回)です。
(*PTWCはラン5km(1周回)*国際トライアスロン連合(ITU)公認)
前日の金曜日の早朝よりバイクコースの試走と
午後よりスイムの試泳や受付・説明会がありました。
そしてレース当日。
今年は天気も良く、風もほとんど感じずコンディションは良好だったと思います。
いよいよレースが始まります。
弱視のカテゴリーの円尾選手は、全盲の女子がスタートしてからタイムファクター3分42秒後からスタート。
選手数が多くないので、バトルになることはありません。
最初の200mぐらいは少し抑えてとの指示もあり様子を確認しながら泳ぎ進めました。
第一ブイがどうしても見えにくく、前の選手の姿を確認しながら泳ぎ進めました。
スイムアップ前に、選手のウエットスーツのファスナーを外しながら走り、自身のウエットスーツを脱ぐというトランジットのシミュレーション(レース前にもしっかり練習しました)を描きましたが、実際は途中で自身のスイムキャップを落とすという痛恨のミスをしてしまい、タイムロスをしてしまいました。
スイムキャップを拾い、全てかごの中に道具をおさめバイクへ。(ちゃんとおさめないとペナルティとなります。)
バイクは集中!
バイクは前回のラバネロのタンデムから、NAKAGAWAのタンデムへ変わりました。
どちらにしても機材は良いので言い訳はできません。
距離が短いのと、1秒でも速くゴールしたいので、せめてできる限り体重を乗せて走りたいのですが、なかなか難しいです。
新しいバイク、コーナーを回る感じやUターンはすごく動きやく感じました!
ランへ。
円尾選手、ちょっと疲れているのか練習時の勢いが感じられません。
ランでは、コーナーや段差、周りの状況を円尾選手に伝えます。
エイドでは水をとったり選手の目となりガイドをします。
ペナルティをとられていないかなど確認しながら走ります。
カテゴリー7人中6位でゴール。
今回参加選手もリオ・パラリンピックメダリストを含めてのハイレベルなスタートリストだったので、少しでも前にとの気持ちが強かったと思うのですが、うまく結果に繋げられなかった悔しさもあります。
良かったこと、そうでなかったことも含めて次のレースにいかして全力を注いでほしいと思っています。
来年はいよいよ東京でのオリンピック!
円尾選手は、リオのオリンピックに続き、2020オリンピック出場を目指しています!
是非、円尾選手の応援よろしくお願いします!!
日本での自国開催は選手に有利な部分反面、多くの応援者が集まるため日本人選手も見えないプレッシャーを抱えます。
その中でも、今大会でPTS4の宇田秀生選手が3位でゴールしました。本当におめでとうございます!
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さて、私自身のレースは次は6月2日(日)に九州・天草で行われる『天草宝島国際トライアスロン大会』です。
最後に出たのが2011年なので、名称が変わる前です^^;
珍しいドラフティング公認の部でエントリーしたので、バイクでドラフティングに入れるようにスイムをしっかり泳いで、ランにつなげていきたいと思います!
約10年前の自分より、今の自分で楽しんできます!