真冬のナイトライド ブルべBRM101&BRM104
こんにちは。ベックオンスタッフの野村です。
毎年恒例?になってきましたが、今年も年明け早々からブルベに参加してきました。まずは1月1日の午前0時にスタートして、初日の出を見ながら走るという、「BRM101大阪200km 琵琶湖の初日の出」。
今回は参加者ではなく、主催側のスタッフとしてブルベに参加しました。スタートの受付では、ベックオンで開催している『はじめてのブルベ教室』に参加された方もちらほら見かけました。
ちなみに、私は1週間前に一人きりで試走を行っていました。クリスマスの凍えるような真夜中に(笑)
真冬の夜中を駆け抜けるブルベ、獲得標高は1,000m以下と、コースの難易度は高くないのですが、寒さと眠気への対策がポイントです。
サイクリングというよりも、サバイバル力が試されるところですね。参加された方も苦労されたのではないでしょうか。
やむを得ずDNF(リタイア)してしまった方もいらっしゃいますが、ベックオンのブルベ教室では、ブルベ初心者の方から、より長くハードなブルベ・ロングライドの悩みに答える「ブルベ相談室」も開催しています。
初めての方もそうでない方もご参加おまちしております。
コース巡視と受付業務を終えて少しだけ正月気分を味わった後は、オダックス近畿神戸班主催のブルベ、「BRM104国東600km 遥かなる瀬戸内海 西から東へ」に参加してきました。
こちらのブルベは、1月2日に神戸をスタートする600kmのブルベの復路として設定されたコースです。
両方とも参加された方は1月の1週目で1,200kmも走ったことになります(*゚Q゚*)
神戸のポートタワーから別府まで行って帰ってくるコース、まさにPBP(ポートタワー~別府~ポートタワー)ですね( ´艸`)
スタートはBRM102のゴール地点、山口県の徳山からフェリーで大分の竹田津港まで移動。
お正月の静かな港に蛍光ベストを着たサイクリスト達が集う様子はちょっと異様でした。
今回のブルベでは、身体が冷えずに、熱くなりすぎずない“適度な”運動強度で淡々と走る作戦で走りました。
別府で100kmほど走った後は、フェリーで四国の佐田岬へ渡ります。
午後4時出港のフェリーに余裕を持って乗船するために、少しだけ頑張って走りました。
四国に渡った後は、疲れないように、眠くならないようにとにかく淡々と走る事に徹しました。
何度も走って見慣れたしまなみ海道もお正月の真夜中に通過するのはもちろん初めて。
今まで見たことがない、真っ暗闇の中に光る橋は独特の景色でした。
道中で少しだけ雨雲が通過したものの、幸い暖かい空気のおかげで凍えるような思いをすることなく新年2回目のナイトライドを切り抜ける事が出来ました。
強度を抑えて走ったおかげか、道中では仮眠をとる事もなく33時間14分でゴールする事が出来ました。
走行中は心拍数を常にモニターしていましたが、ゾーン2までの強度で走る事を常に心がけていました。
作戦とおりにいくこともあれば、思わぬトラブルが発生するのもブルベです。
今回は水分の摂取不足で足が痙攣してしまい、一瞬ここでリタイアか!?という場面がありました。幸い、メイタンの2RUNと電解質パウダーをトップチューブバッグに忍ばせていたので、コンビニで購入した水に溶かして小一時間休憩すると見事に回復しました。このように、ブルベでのトラブルの心配は尽きませんが、事前の準備と完走するぞ!という強い意志があれば、何とかなる事もあります。