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Continental GRANDPRIX5000 (コンチネンタル グランプリ5000)

10年以上の歳月を経てモデルチェンジを果たした、Continental GRANDPRIX5000
SNSで紹介した通り、クリンチャーの700×25Cで走りこんだ、スタッフ野村が詳しくご紹介します。

前作であるContinental GRANDPRIX4000ですが、”ハイエンドモデルらしからぬ耐久性、耐パンク性”で多くの方の信頼を勝ち得てきました。

今回のモデルチェンジで、4000から5000へと一気に進化しましたが、変更点を整理してみると次の通りです。

・さらなる軽量化(700×25Cで225g→215g)の達成。

・製造方法の見直しにより乗り心地、走りの軽さを実現

・耐パンク性能の更なる向上

そして、注目はContinentalのハイエンドタイヤにのみ使用される、「ブラックチリコンパウンド」という特殊な素材。
驚異的なグリップ力と耐久性の源でもある、このコンパウンドも最新世代のものが採用されているそうです。

さっそく取り付けてみた写真はこちらの通りです。

ライダーの体重は53kgで、日々のトレーニング、ヒルクライム、ツーリングに未舗装路を含むロングライドなど、距離にして1,200㎞、あらゆるシチュエーションでテストを行いました。
半月の間ハードに? 使用したタイヤの様子はこちらの通りです。

Continentalのタイヤにはポコッとした穴が空いています。
こちらは摩耗インジケーターで、この穴の輪郭が目立たなくなったら交換時期のサインです。
この状態で1,200km時点走行しているのですが、見た目では消耗した感じを受ける事はありません
前作と同じく5,000km以上使用できるのでは、と期待を抱いてしまいます。

砂利道など悪路も走行したので、トレッド面にはいくつか傷が付いているものの、即パンクに繋がるような深い傷は負っていません。

ちなみに、テスト期間中のパンクは1回だけ経験しました。
原因は1㎝ほどの金属片を踏んでしまった事ですが、同じ異物を踏んでしまったら、おおよそどのタイヤでもパンクは避けられないと思いますし、それが刺さってもタイヤが裂けたりしなかった事をむしろ評価するべきですね。
クリンチャータイヤの場合、パンクに備えて予備のチューブを携行する方は多いですが、予備タイヤまで準備する方は稀です。
この安心できるタフさは、レースシーンだけでなく、トレーニングやロングライドなどサバイバビリティが求められるシーンでも対応できるのではないでしょうか

続いて、乗り心地、走行感についてですが、空気圧は6.5気圧から徐々に自然と減少するのに任せて、5気圧までテストしました。
使い始めた当初の印象は、「なんだこの軽さは?」というものでした。
実感としては、同社のレース向けハイエンドタイヤ、GRAND PRIX SUPERSONICに匹敵するような軽さでした。
そう感じた理由としては、コンパウンドもさることながら、”製造方法の見直し”が効いているのではと思います。

17C規格のリムに取り付けた写真をご覧ください。

GRANDPRIX4000では、ホイールと空気圧の設定など一部の条件下では、過剰にサイドが膨らんでしまっているものがありました。


今回は17Cのワイドリムでもふくらみは“ほどほど”です。
製法の変更がここに現れているのではないでしょうか?
サイドは変形を抑える独特の”コシ”を感じる事ができ、それが転がりの軽さを演出しているように感じます。
さらに、Active Comfortと呼ばれる技術が搭載されているおかげか、速く走れるだけでなく、安定感も増したように感じます
ただし、空気圧の設定は慎重に行った方が良いでしょう。
25Cのタイヤであれば、5気圧程で運用する事が多いのですが、GRANDPRIX5000では6気圧を下回った途端にサイドの”コシ”が失われて、走りの軽さはいまひとつ、路面への食いつきは良いのですが、乗り心地も悪化し、路面の突き上げや振動に過敏になりました。
体重、乗り方に依存するものの、空気圧の管理はメーカー推奨の空気圧を中心に、こまめに行う必要がありそうです
パッケージのご婦人達はいなくなりましたが、さすがMade in GERMANY。マジメなタイヤですね。

総評としては、4000を愛用していた方も常用できるレーシングタイヤとして、安心して選んでいただけると思います。
特に、流行の25Cタイヤへの抵抗感(重量、重たさ)がある方も、GRANDPRIX5000の軽快な走行感であれば納得できるはずです。25Cの導入を躊躇していた方、あきらめた方にも「まずはこのタイヤを使ってみて」とおススメしたいですね。
新時代のタイヤのスタンダード、というべき選んで間違いのないタイヤの一つだと思います。

最後に、私が使用している3種類のタイヤメーカーのタイヤとの比較を4項目で5段階に評価してみましょう

ASPITE PRO VITTORIA CORSA  Continental GRANDPRIX5000
軽快感 4 軽快感 2 軽快感 5
グリップ 5 グリップ 5 グリップ 4
乗り心地 3 乗り心地 5 乗り心地 4
耐久性 4 耐久性 4 耐久性

耐久性については、1月~2月と走りこんでから評価したいところです。
引き続きテストを継続して報告するので、楽しみにしていてくださいね。

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