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イベントレポート

雨のフレッシュ~浜松から富士五湖を周って八王子から東京に入る380km

昨年からスタッフ野村、フレッシュを走ろうと知人に声をかけておりました。
ほどなく20人程の仲間が集まり、4チームを結成。こうして、4月と5月に行われるフレッシュに参加することになりました!
『フレッシュ(Fleche)』とは、24時間かけてゴール受付地点(ナイスプレイス)へ向けて360km以上移動する、というチームで参加するブルベの一種です。

今回レポートするのは、4月8日行われたAR日本橋が主催するフレッシュです。

 

とその前の、4月の1週目にはフレッシュへの準備として、4月2日神戸発着のブルベ『神戸200km Mt.ROKKO』に参加してきました。

私は4月、5月のフレッシュでは2つのチームではリーダーを務めています。今回のブルベでは道中で2つのチームと一緒に走る事にしました
前半は翌週の『AR日本橋』に参加するチーム。こちらはみな走力は高いものの、ロングライドの走り方にはそれぞれのスタイルがあるので、24時間という長丁場でいかに全員が無理なく完走できるか、ペース配分が肝になりそうです。
PC1(チェックポイント)に先行して到着した私はここで、後続の5月のフレッシュに参加するチームと合流します。
が、PC1に到着したのが制限時間ギリギリ。その後はデカンショ街道の向かい風でペースは上がらず、帰路のルートを考慮してこの時点でDNF(リタイア)を決意。(こういう勇気ある決断も重要なんです。)
その後はカフェでランチをとりつつ、自走でスタート地点と各自の自宅まで戻りました。(私は六甲山頂へ向かい、フレッシュのチームメートを迎えてから自走で帰宅しました。)

 

さて、いよいよ4月のフレッシュ本番です。私が所属するチーム「オカモトズ」(全員オカorモトが名前に入っている事から、メンバーのOさん命名)のスタート地点は浜松

 

今回のメンバーはロングライドの経験はそれぞれ豊富ですが、フレッシュの参加は全員が初めて。幹線道路や交通量の多そうな道を避けて、景色の良さそうな所を結んでルートを作成しました。Oさんの提案で富士五湖を周って八王子から東京に入るルートで、距離は378km、獲得標高は3500mほどのコースとなりました。
前日は浜松のホテルにチェックインをして、偶然見つけたペルー料理に舌鼓を打ちました。

当日の東海地方の天気は残念ながら雨。私達のコースは中盤に山梨県に抜けるため、後半は雨雲を避けられるはず。そんな一縷の望みを抱いて午前7時に浜松をスタートしました。

スタート後は市街地を抜けて、ローカル鉄道・大井川本線と合流します。PC1は趣のある木造の駅舎です。

 

フレッシュの途中でゆっくり雰囲気を楽しむ余裕はありませんでしたが、SLも停車するそうで別の機会に再訪したい所です。

道中で降り出した雨は強くなる一方(当日の静岡県南部では大雨警報が発令されていたようです!)
気温が高いとはいえ、降り続ける雨は容赦なく体力を奪います。休憩地点として予定していた道の駅では、足湯につかって何とか息を吹き返す事ができました。

お昼過ぎには予定通り焼津に到着。ここでは海鮮丼を食べる事ができて、少し旅気分を味わう事ができました。

海岸沿いを30kmほど走った後は、山梨の山中へと入っていきます。
ここからが今回のフレッシュの山場です。深夜の富士五湖巡りに、アップダウンが続き、70km以上ほどの補給箇所が無い区間があります。
天気予報通り一旦は雨があがったのですが、残念ながら本栖湖を過ぎたあたりで再び雨が降り始め、今度は霧も出てきました。この時点で12時間以上雨の中のライドが続いているため、思うようにペースは上がりません。

夜ごはん♪

フレッシュでは通常のブルベとは異なり、道中に設定したPCにおける制限時間はありませんが、スタートから22時間~24時間目までの間に25km以上を移動していなくてはならない、というルールがあります。
本来の予定では、22時間目のPCとして設定した松屋に午前5時までに到着して、ゆっくりとゴールに向けて休憩をとるつもりでした。
しかし、道中のペースで計算するとギリギリの到着になりそうで、PC5の山中湖のセブンイレブンに午前0時までに到着できなければ、予定のルートを変更しなければ認定は難しいと予想していました。
フレッシュではグループライドがその趣旨であるため、今回は先導はKさんにお任せして、私は時間とペースを計算しつつ、後方から付いてくるメンバーの様子を伺いながら走りました。

河口湖を過ぎたあたりで、前方に反射ベストを来た自転車の集団が見えます。もしや、と思いましたが、同じフレッシュで東京に向けて走行中の女性三人のチームでしたお互い時間が迫っていたため、挨拶を交わすに留めましたが、場所とルートは違えどナイスプレイスを目指している参加者がいることを実感して、少しだけ元気が出てきました。
物寂しい深夜の山中湖に辿り着いたのは、丁度日付が変わる頃でした。このまま行けば、何とか予定通りのルートを完走できそうです。

霧に包まれて、視界が1m先しかないような緊張感満点のダウンヒルを終えて、高尾山のヒルクライムと難所が続きます。

聖蹟桜ヶ丘の松屋へ到着したのは予定時間ギリギリの4時55分!
ここを過ぎたら後は無事にゴール地点へ向かうのみ。都心部に近づくにつれて増える信号でペースは上がりませんが、想定の範囲内で予定とおり千駄ヶ谷のファミリーマートに到着、ゴールする事ができました。

フレッシュでは、ゴールした後はナイスプレイスへ移動して、完走の認定を受けます。ナイスプレイス(ゴール受付地点)では各チームのルートや道中のエピソードの紹介が行われました。富士山麓で遭遇したチームも予定通りのルートとはいかなかったものの、無事に完走、認定をされたようでした。


今回の記録はコチラ (POLARのデータが見れます。)
サイクリングを通して成長していくハートフルサイクリングアニメろんぐらいだぁす!」の影響もあってブルベだけでなく、フレッシュにも注目が集まっています。
興味を持たれた方は、ぜひ仲間を募って来年のフレッシュに参加してみてください。個人で走るブルベとは異なる難しさ、面白さがあって、きっと楽しめると思いますよ。
ブルベ、フレッシュについて、規定やルールなど分かり辛い部分もあるので、気になる方は店頭にて野村にご相談ください。

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