SRAM RED eTAPがやってきた!!
AG2R La Mondiale(アージェードゥーゼル・ラ・モンディアル)(UCIワールドチーム)が2014年からテストしていた、スラムのワイヤレス電動コンポーネント(SRAM RED eTAP)がついに発売、ベックオンにやってきました!
Shimano(シマノ)のDi2、Campagnolo(カンパニョーロ)のEPSなど電子制御のコンポーネントがすでに市場を席巻していますが、なんといってもSRAMの電動コンポの魅力は「ワイヤレス」であるということ。
ケーブルなどがない美しい外観を手に入れることができること、直観的な操作感などメリットもいっぱいです。
機械式コンポーネントのみに対応したフレームであっても、美しい取り付けが可能。そしてエアロロードやTTバイクではワイヤーをフレームに内蔵し、空気抵抗を削減するかを模索する昨今において、ケーブルを無くせるということはそれだけで革新的ですよね。
尚「Red eTap Aero」というTTバイクに対応したモデルも近日発売予定です。
SRAMの機械式のコンポは「ダブルタップ」と呼ばれるシフトコントロールでしたが、この「eTap」では左右のレバーでリアの変速を行います。
シフトアップ(重く)する際は右のレバーを、シフトダウン(軽く)する際は左のレバーをクリック。
フロントは、左右のレバーを同時にクリックすることで変速を行うことができます。
レバーもコンパクトになり握りやすくなりました。手の小さい方や女性には恩恵が大きいですね。
さて、この「SRAM eTAP」をさっそくオーダーいただいたお客様のバイクに装着しています。
ブレーキワイヤーしかないから、ハンドル回りも思った以上にシンプルです。シフター側の電池はCR3032コイン電池。2年ぐらいは持つそうです。
シフトワイヤーの入り口にも蓋がされました。
フロントディレイラー。
リアディレイラー。
前後のディレイラーは、それぞれバッテリーが必要な構造となっています。質感も高級感があってとっても美しいです。
主要パーツの重量はシフトレバー(左右ペア)が260g、FD(バッテリー込)が239g、RD(バッテリー込)が187g。
組み付けたメカニックも「シマノより軽いね」の感想。
まだ組み付け最中の写真ですが、きっとストレスフリーな一台となりますよ!
走行可能距離は、およそ1000km。60時間くらいは電池は持つそうです。
GARMIN Edge520と同期できる、ワイヤレスコンポならではの新機能も搭載。ディレイラーの操作をするのとは別系統で ANT+に対応しており、変速情報、バッテリー残量などを表示させることが可能になっています。その他のガーミンEdgeシリーズでもアップデートを行うことで利用可能になるそうです。