TEAM UKYO 畑中勇介選手（通称ハチ）とキナンサイクリングチーム 野中竜馬選手が、シマノペダリングアナリシスを測定するためにベックオンへ来店してくれました。

まずはジャパンプロツアーでポイント総合１位の証明であるルビーレッドジャージを暫定獲得して、先日行われた全日本選手権でも優勝したチームメイトの窪木一茂選手に次ぐ２位になりTEAM UKYOとしてワンツーフィニッシュを決めた畑中勇介選手。

戦績：2010年　2011年　ジャパンプロツアー年間総合優勝
2015年　全日本選手権2位
2015年　西日本ロードクラシック優勝　ｅｔｃ・・・
輝かしい戦績の持ち主。

今回畑中選手から今後にいかせるポイントなど、参考になるアドバイスをもらいました。
たとえば、プロの選手とホビーライダーとではペダリングモニターを試してもらうときのワット数や負荷についての考え方のヒントをくれました。
店長金森も「なるほど！！」と多くの気づきがあり非常に有意義な時間となりました。

確かに選手によっての癖や体の使い方、ペダリング効率とは別のところで自分の身体能力を生かしたペダリングなどもありますし、筋肉の使い方もそれぞれ工夫するところがありますよね。
新たな発見をしたので、今後ペダリングアナリストを受けていただく皆さんにもフィードバックしていきますよ！！

そんな畑中選手の測定結果店頭にてご覧くださいね。

続いてキナンサイクリングチーム　野中竜馬選手

戦績：2012年 経済産業大臣旗 ４位 いわきクリテリウム ４位
2013年 ツアーオブジャパン 第一ステージ４位
2014年 西日本ロードクラシック 10位 大分ロード 10位
2015年 coupe de aaca 第一戦、第二戦 優勝　等など

日本のトップ選手の１人、野中選手。

まずは、身体の測定を行います。

そして、ペダリングアナリストで測定開始！！

今回の測定では驚く結果を出してくれました。

なんと左右ペダリング効率80％！！

右側だけだとなんと87％！！！　こんなの初めて見ました！
しかもケイデンスも90回転で370W以上を3分ぐらいを維持してる途中のデータです。
今まで出力高めにしてケイデンス低めにすれば70％以上になる人はいましたが、それでもほんの数十秒程度のもので、今回の野中選手測定はおそらく5分から10分測定してもペダリング効率80％以上を維持できると予想できるぐらい綺麗なものでした。
野中選手に「こんな数字見たことないけどやっぱり意識してるの？」と尋ねたところ
「はい、意識してます。」
「どこを意識するとこんな効率の良い数字が出るの？」
「えっと、足の付け根というかこのあたり･･･（と手で意識ポイントを示してくれました）」
「それって、いわゆる腸腰筋ですよね。」
「っていうのかな？」
という具合に効率をよくする秘訣を教えてくれました。

なんと、野中選手はshimanoにてこの「ペダリングアナリシス」の開発中にテストライダーとして参加していたとの事。
その時も『ミスター効率』と呼ばれるほどの数値をたたき出していたそうです。

でも、実際に自転車をこいでいて腸腰筋を意識するっていう感覚、一般の方には難しいですよね。
モモの筋肉（ハムストリング）を意識しようとか言われることがありますが、プロは一つの筋肉だけを酷使して走るのではなくいろんな筋肉を使ってそれぞれが疲れてしまわないように調整してるんですね。

しかしこれでも、ペダリングすべてが綺麗とはいえないので、まだステップUPする余地もあるのです。測定結果は店頭にて公開中ですが、どこが改善すべきところかBECK ONで見て考えてみてくださいね。
是非、店長金森とディスカッションしてください。

おまけ

今回の畑中選手と野中選手の来店は公にしていませんでしたが、畑中選手と野中選手の来店をお知らせしたポスターやペダリング結果を見てくれたお客様から「えーっ、畑中選手が来ていたのですか！？ファンなんで会いたかった。」
と声が聞こえています。

実は僕金森も、畑中選手の力を常に出し切るようなレースの走りには好感を持っていて、失礼な言い方になるかもしれませんが、飛びぬけて強いわけではないのに、勝たなければいけないレースでは必ず勝つことのできる勝負強さにひかれます。

気さくで明るい人柄の畑中選手。そして実直で素敵な野中選手。お二人とも、ありがとうございました。

ファンの多い畑中選手には、是非ベックオンライドへの参加をしてもらえるよう計画中です＼(^o^)／
ご期待くださいね。