待望のOGK新作ヘルメット
大阪に本社を置くジャパンブランドオージーケーカブト。日本人にフィットするヘルメットやアイウェアなど自転車アクセサリーを製造しています。
プロツアーチーム、ランプレ・メリダ(Lampre–Merida)に機材提供したり、シマノレーシングやマトリックスパワータグを始めとした多くの国内実業団チームにもスポンサーとしてチームを支えています。長くハイエンドモデルとして君臨していたレジモスにかわり、新たに登場するのが今回紹介するゼナードです。
発売を首を長くしていらっしゃる皆さん、もうすぐ入荷してきます!!
発売を前に、このヘルメットをベックオンスタッフに提供いただきました。
新しいコンセプトのヘルメットのインプレッションを紹介していきます。
スタッフインプレッション↓↓↓
OGK ZENARD(オージーケーゼナード)
この度、OGKの新型ヘルメット「ZENARD」を提供して頂いた。私は約15年OGKのヘルメットを愛用しているが毎回その進化に感嘆させられる。
まず箱から出しての第一印象は、ヘルメットの後部のボリューム感の大きさ。軽量であることよりも、まずそこに驚いた。
「空気」という目に見えないものに対抗しているヘルメットにしては、このボリュームはマイナスになるのではないか?と感じるほどだ。
早速「ZENARD」を被って走りに出てみることに。被ってみて感じるのは、その安定感だ。
こういった場合「フィット感」というべきかもしれないが、私が感じたのはしっかり頭のてっぺんからヘルメットを覆いかぶされているような感じを受けた。何かに包みこまれているようなホッとできる、そんな安心感。
微妙な調節ができずにどこか妥協していた部分があった後部のアジャストダイヤルの調整幅の間隔も、これまでのものに比べ2倍になりさらに細かい調節が可能になった。ヘルメットの中にキャップを被る方は特に、この恩恵を受けるだろう。
走り始めて感じたことは、時速30キロを過ぎたあたりから、後頭部が妙に涼しく感じ始めることだ。いままで体感したことのない感触に少々戸惑ったが「これが空気の抜けていく感覚か」と、少し興奮を覚えた。
時速をさらにあげて40キロくらいで走ってみるとその感触が気持ちよく感じる。明らかに空気が後ろに抜けていく感じがあるのだ。
以前のモデルに比べると、前から入ってくる空気、風の量、涼しさは大きくは変わらないとは思うのだが、この後ろに流れていく感覚がゼナードの特長であり、乗り手をその気にさせてくれる心地よさがある。
体感したこの空気の抜け感こそが、エアチャンネルプレートと呼ばれる、前から入ってきた空気をスムーズに後ろに流すメカニズムである。
時速30キロくらいからこの感触は感じ取れるので、レースに出る方だけでなく、サイクリングをされる方でもその感触は十分体感できる。
ホイールをディープリムに変えるだけで前に流れていく感触を得れることをご存知の方も多いと思うが、「ZENARD」はそのヘルメット版だと言っても過言ではない。
あご紐も汗でベト付かない素材を使ってくれているのは、さすがOGK。
そして今回もう一つの目玉はインナーパッドに冬用の、風を完全にシャットアウトしてくれるウィンターインナーパッドが付属していることである。
これからの季節、防寒のためにキャップを被った上にヘルメット、といった使い方をされる方も多いと思うが、私はどうもこのキャップを被るというのが苦手で、これまでは普通の網のインナーパットで寒さを我慢していた。しかし、この冬用のインナーパッドにより、これまで我慢してきたものを我慢しなくて良くなった。
このウィンターインナーパッド、ほんの小さな進化かもしれないがいままで我慢してきたものをしなくて済むのだから、大きな進化である。
サイクリングからレース志向の人まで。すべての方にその進化を感じていただけるヘルメットだと確信する。
是非皆さんにもお勧めしたいヘルメットだ。
以上、スタッフインプレッションでした!
ベックオンにはもうすぐ入荷してきますよ。
是非ご試着ください。