まだ11速で消耗してるの?リア12速の完成車をご紹介
CAMPAGNOLOに続いて、ロードバイク用コンポーネントとしてリア12速化を達成したSRAM。
無線変速システムとして高い完成度を見せつけたSRAM RED ETAPの技術をより一層高めたETAP AXS(アクセス)、ハイエンドのREDの発表から矢継ぎ早にFORCE ETAP AXSがリリースされたインパクトは記憶に新しいですね。
この注目のコンポーネントをアッセンブルしたオリジナル完成車を用意しました。
まずはフレームについてご紹介させてもらいましょう。
こちらはRIDLEYのオールロードモデルX-TRAL C。
振動の吸収、快適性を重視し、オンロードからオフロードまであらゆる道を走破するためにデザインされた自転車です。
32mm以上のタイヤも飲み込むワイドなクリアランスを確保する一方で、名作HELIUMやFENIXで実績のあるパイプ形状を採用しており軽量な自転車に仕上がっています。
ブロックタイヤでオフロードを攻めるもよし、フレームにはフェンダーやキャリアを取り付けるためのねじ穴も用意されているので、ツーリング車としても性能を発揮できますね。
SRAM FORCE ETAP AXS
続いて今回の自転車の目玉になるFORCE ETAP AXSですが、無線の変速なのでハンドル周りは実にすっきり。
拡張シフトモードとX-RANGE
ETAP AXSはアプリケーションでスマートフォン、タブレットと接続することが可能です。
シフトモードや各ボタンの機能設定、変速機のソフトウェアのアップデートを行う事ができます。
ETAPの変速は以前のモデルと同じく左右のブレーキレバーの内側にあるシフトレバーで操作しますが、今回のETAP AXSでは「シーケンシャル」「コンペンセイティング」というシマノDi2で言うシンクロシフトやセミシンクロシフトに相当する拡張シフトモードを利用することができます。
続いてAXSの斬新な点はこちらにも。
フラットトップといわれる、上面がフラットに加工された印象的なチェーン。
強度や耐久性は11速のチェーンを凌駕し、滑らかなシフトや優れた静粛性が確保されています。
そして、前後のギアの歯数についてはフロントが48/35または46/33(REDは50/37もラインナップ)に対して、リアは10-26、10-28、10-33と従来の常識を覆す組み合わせ。10Tをトップにすることで、ギア比が重複する組み合わせを避けつつ、ワイドなギアレシオを実現したX-RANGEギアリングという新設計が採用されています。
変速の様子はこちらの動画をご覧ください。