SR取得をかけたBRM 夏光 四国 600km!!
ベックオンスタッフ野村、6月はAJ岡山が主催するBRM624 夏光 四国 600kmに参加するために、四国まで遠征に行って参りました。
ブルベでは、同一年内に開催される200km、300km、400km、600kmを完走すると、Super Randonneur(シューペル ランドヌール、通称SR)という称号を得る事ができます。今年の2月から始まったブルベ参加も、今回がSR取得をかけた大詰めとなりました。
ブルベも600kmという長距離になると、2度の夜間走行や、夜間と日中での気温差や天候の変化など、完走に向けての道は途端に険しくなります。さらに、今回は特にハードなコースで有名なAJ岡山の主催するブルベなので、難易度の高さは押して知るべしです。今回のブログでは、600kmの様子を簡単に振り返ってみたいと思います。
ブルベのスタート時間は金曜日の22時だったため、フェリーで早朝に四国に上陸した私は日中の時間を有効活用するため、雨模様のなか新居大島までのサイクリングを決行しました。
新居大島は、スタート地点の西条市の隣、新居浜市の北東1.5kmの沖にある一周10kmほどの小さな島です。島へは市営の渡海船を利用して移動します。この島は古くは瀬戸内海の海賊の要塞があったため、派手な観光名所はありませんが、旧跡が盛りだくさんです。今回のサイクリングでは、そんな大島をぐるっと回ったり、島中央部の山に上ったりと満喫してきました。サイクリングと言えば、やっぱり気になるグルメスポットですよね。
瀬戸内の離島でパンを手作りするジャックさんにお会いしてきました。TVに出演したこともあるちょっとした有名人。
小麦粉に拘って作るスイスパンは超ふんわり、芳ばしい香りがたまりません。
離島サイクリングを満喫した後は、カフェでブルベの作戦を練ります。
どうやら土曜日は雨に降られながらのライドになりそうです。
そして、いよいよブルベの始まり。真っ暗の河川敷に集まる参加者達。
今回の参加者の中には元ロードレーサーでブルベの達人三船雅彦さんも参加されていました。
AJ岡山の代表、澤田さんと記念撮影。今回のブルベは主催者も一緒に走って認定を目指します。
ルートは下のとおりですが、愛媛県を出発して、桂浜まで南下し、中盤は四国カルストの絶景を楽しんで宇和島方面へ移動。
2回目の夜間走行では四国山地のアップダウンを乗り越えて、酷道と言われる439号線を使って愛媛まで戻ります。
土曜日は終始雨と濃霧のため、思ったようにペースが保てずに苦労しました。特に視界がほぼゼロで下った寒風山は恐怖以外の何物でもなく、最初のPC(チェックポイントのこと)では他の参加者と生還の喜びを分かち合いました。
ハードなコースでしたが、夜明け前の桂浜の波打ち音や
偶然頂上付近で雲の切れ目から見えた四国カルストの雄大な景色など
初めて見る景色に感動を覚え、遠征ブルベの醍醐味満載の1日目でした。
2回目の夜間走行では道が悪く、アップダウンを繰り返す439号線を走りますが、ここのダウンヒルで完全に凍えてしまい、一瞬「ここで終わりかな?」とDNFが頭をよぎりましたが、何とか夜明けを迎える事ができました。
レスキューシートにくるまって、道端で体育座りをしながら見上げた朝日は生涯忘れることはないでしょう(笑)
そして、たどり着いた仁淀川の渓谷は、何とまあ素晴らしいこと。
このコースを作成したAJ岡山に拍手です。コンディションが回復した2日目は眠気のために終始のんびりペースで、締切2時間前ではありましたが、無事にゴール、SR取得を達成できました。
次回のブログでは、ブルベで使用したアイテムの使用感について詳しいレポートをお送りしますのでおたのしみに♪
さて、ブルベ、ロングライドといえばペース管理が大事ですよね。
そこで、7月にスポーツバーgrupettoで下のようなイベントを開催します。
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