ツアー・オブ・ジャパン目いっぱいお伝えします
5月最後の週末に始まった「ツアー・オブ・ジャパン(TOJ)」。
第一ステージは大阪堺で行われるということで楽しみにしていた方も多いと思います。今年からUCIワールドツアーチームのランプレ・メリダに新城幸也選手が加入、けがからの復帰戦がこのレースということで注目を集めていました。
レース前日5月28日土曜日は、ランプレ・メリダと、Jプロツアーチームのキナンサイクリングチームの選手たちと一緒に走るファンライドイベントが行われていました。
選手たちもリラックスモードでファンとの交流を楽しんでいました。
そして、その日の夕方のベックオン・・・・・・
なんとランプレ・メリダの選手がベックオンにやってきてくれました!!
台湾出身のチュン カイ・フェン選手。UCIワールドツアー参戦チームと契約する初めての台湾出身選手なのです。
彼は、ランプレの中でもピンクのジャージではなく白ベースの台湾チャンピオンジャージを着用しています。そう、台湾チャンピオンなんです。
こちらのひときわ身長の高い選手。中国出身のガン・シュー選手です。オールラウンダーです。
ランプレの選手たちも使っているメリダのバイクブースにサインを入れてくれましたよ!!たくさんのメリダのバイクが並ぶベックオン、お二人の選手も興味をもってくれました。チュン カイ・フェン、ガン・シュー両選手、お忙しい中ベックオンに来店いただきありがとうございました!!
さて、29日「ツアー・オブ・ジャパン」の開幕当日。例年に比べてもたくさんの応援の人たちでごったがえす大仙公園。第1ステージは、仁徳天皇陵古墳横をスタート地点に大仙公園を周回する一般道を使った特設コース。
午前中は、出場選手によるエキシビションレース「堺国際クリテリウムレース」が行われます。クリテリウムとは一般交通を遮断したサーキットで、周回を重ね、最終周回の着順をもって順位を決めるレースです。
このレースは2.7kmの周回コースを10周回します。総合成績には反映されませんが、TOJ出場の全選手が出場する前哨戦レースとなります。
後方の方にランプレ・メリダの新城選手が マトリックスパワータグの土井選手と談笑しながらスタートの合図を待っていました。とてもリラックスしているようでした。
レースは4周目に宇都宮ブリッツェンの大久保選手、小野寺選手などの逃げが形成。
メイン集団はランプレ・メリダ勢が先頭を固めて淡々と前を追いかけます。写真のように新城選手が集団を牽く姿もみられました。
逃げの5人は8周目には吸収され集団はスピードを上げ、シマノレーシング勢が先頭を牽引する形で、ラスト1周に突入。
最終コーナーを集団で抜けてのゴールスプリントを制したのはジョン・アベラストゥリ(チーム右京)。2位はアンソニー・ジャコッポ(アヴァンティ・アイソウェイスポート)、3位には昨年この大会を制したニコラス・マリーニ(イタリア、NIPPO・ヴィーニファンティーニ)。日本人選手では7位の小橋勇利選手(シマノレーシング)が最高位でした。
クリテリウムを終えて仲良くピットに帰っていく土井選手と新城選手。
そして午後からは本番の個人タイムトライアル。
スタートするとトップスピードまで一気に加速。4つのコーナーでは、最短距離を走りタイムを詰めなければなりません。全力でペダルを踏みながらも高い集中力を保つ必要がありテクニカルなコースといえます。
最終コーナーを抜けた後の緩い登坂にスピードをのせたまま入ることができればタイム短縮の決め手となります。
チーム戦とは違った、100分の1のタイムを競う個人実力の真剣勝負。1週間続くレースに臨む選手達の調子の指針にもなります。
先日もベックオンに遊びに来てくれた土井選手。
ひときわ声援が多かった新城選手。
前日ベックオンに来てくれたチュン カイ・フェン選手。
94人の選手が30秒ごとにスタート台から次々にスタートしていきます。
パラパラと雨が落ちてくる時間もありましたが、路面が濡れるようなことにはならずに、なんとか天気ももってくれました。1位はアンソニー・ジャコッポ選手(アヴァンティ アイソウェイ スポーツ)で3分19秒00!!2位カルロス エドゥアルド・アルサテ選手(ユナイテッドヘルスケア プロフェッショナルCT)3位に増田成幸選手(宇都宮ブリッツェン)。3位の増田選手はUCIポイントも獲得となりました。
世界レベルのレースが日本で見ることができる機会もそうそうありませんから、観客からは「すごい速さだねー」「自転車が通り過ぎるときの風がすごかったね」とか生で観戦するからこその迫力に感動の声があがっていました。
また、選手との距離が近いというのもほかのスポーツと違うところ。選手たちもファンのために気軽に写真撮影やサインに応じてくれます。
特に新城選手はたくさんのファンにサインをしてあげられるように、自らサインブース設置を提案してファンの応援に応えてくれていました。
さあ、ここでちょっと選手たちが使っている機材などをみてみましょう。
チームUKYOは今年から「GARNEAU(ガノー)」のバイクを採用。蛍光色のまぶしいGENNIX R1。
マレーシアのTERENGGANU CYCLING TEAMは「WILIER(ウィリエール)」フラッグシップマシンZERO9。
同じく「WILIER」のハイエンドエアロバイクCento 1 AIR(チェントウノ・エアー)。これはユナイテッドヘルスケア プロフェッショナルサイクリングチームのもの。
さわやかな白と青がきれいなバイクです。
NOVATECのホイールを履いているのはニュージランドのアヴァンティ アイソウェイ スポーツが乗る「AVANTY(アバンティ)」。
言わずと知れた「DE ROSA(デローザ)」PROTOS(プロトス)。NIPPO・ヴィーニファンティーニのバイクです。
イランのピシュガマン サイクリングチームは「GIANT」TCRにCampagnolo BORA ULTRAが装着されています。
宇都宮ブリッツェンのバイクは「MERIDA」SCULTURAを採用。
マトリックスパワータグは「FOCUS」。土井選手もIZALCO MAXに乗っていましたね。
SHIMANOレーシングは「GIANT」TCR。
キナンサイクリングチームは「YONEX」のCARBONEX。
ブリヂストン アンカー サイクリングチームは「BRIDGESTONE」 ANCHOR。
コースも平坦でタイムトライアルもあるので、ハイトの高いホイールが目立ちます。
シマノレーシングのブースでは軽量でコンパクトになり持ち運びに便利なローラー台「FEEDBACK」が使われていました。
そしてヘルメットは今話題のKARMOR(カーマー)。
アメリカのユナイテッドヘルスケア プロフェッショナルサイクリングチームのヘルメットはSMITH(スミス)。
宇都宮ブリッツェン阿部選手がかぶっているのはMET(メット)のMANTA(マンタ)。
さて、ランプレ・メリダのバイクはもちろん「MERIDA」。REACTOを採用する選手が多いみたいです。
じゃーん。新城選手のリアクトです。
クランクやチェーンリングはROTOR(ローター)。
こうやって選手たちが使用している機材やアイテムに注目してみるのも面白いですよ!
最後は恒例、選手や監督との記念写真を!
窪木選手は現在日本チャンピオン。チャンピオンジャージを着てレースを走ります。そして窪木選手のPROTOSも特別なチャンピオンカラーです。
ベックオンにも来てくれた窪木選手ですが、リオオリンピックのトラック競技の代表選手でもあります。
ツアー・オブ・ジャパンは6月5日の東京ステージまで連戦。皆さんもお時間があれば是非応援に行ってみてください。
選手たちの起こす風や息遣いを生で感じると、また違った自転車の世界が見えてきますよ!
ベックオンのMERIDA(メリダ)ブースには、MERIDAのバイクを駆る「ランプレ・メリダ」と「宇都宮ブリッツェン」両チームのサインなども展示しています。
是非ご覧ください!!
選手のみなさんが怪我などなく、最後までレースに集中できますように!!