話題の2016年新型SCULTURA(スクルトゥーラ)がベックオンにやってきた
ジロ・デ・イタリアにて鮮烈なデビューを果たしたMERIDA SCULTURA(スクルトゥーラ)がベックオンにやってきました。
このスクルトゥーラ、一般の方が目にすることができる最初の機会がベックオンです!
MERIDA SCULTURA 9000(メリダ スクルトゥーラ)
じゃーん!! これが2016年モデルから初登場の新型MERIDA SCULTURA 9000。なんといっても、量産世界最軽量級のフレームが売りの「9000」。
公式完成車重量5.8kg。ということで測ってみました。
なんと実際に測定しても、5.89kg!! Sram REDとDT SWISS RC28Cホイールを組み合わせて軽量化を実現しています。
こちらのSCULTURAは、エアロロードREACTO(リアクト)やTTバイクのWAPR TT(ワープTT)の空力性能を踏襲させているということで、チューブ形状を継承した翼断面の後半部分をカットした「NACA Fastback」形状をダウンチューブやフォークブレードに採用されているとのこと。
リアのブレーキはBB 下側に設置されたダイレクトマウントブレーキ。空力性能の最適化だけでなく、シートステイをつなぐクロスバーを不要にする事で振動吸収性能などの快適性を向上させています。
トップチューブなどはかなり厚みは薄いですが、ヘッド周辺は、厚みや剛性がしっかりしています。BB386 規格を採用したボトムブラケットは、フレーム内部にリブを持つ BB セクションの構造と共に、卓越したねじれ剛性とパワー伝達性能を実現。
タイヤのクリアランスは 25C サイズのタイヤが装着可能となりました。
MERIDA SCULTURA TEAM(メリダ スクルトゥーラ チーム)
こちらは、ランプレメリダが使用するモデル。9000より実用強度を重視したフレームです。
デビュー戦となるジロ・デ・イタリア第5ステージでいきなりの勝利したフレームとしても話題になりました。
こちらも、実測してみました。完成車で6.5Kgです。
この完成車は、Shimano DURA-ACE(シマノ デュラエース)とホイールがFULLCRUM Racing ZERO(フルクラム レーシング ゼロ)で構成されています。このホイール自体も新しいカーボンクリンチャーホイールとして注目されていています。
こちらも、ジオメトリや設計は9000同様。
フレームセットでの購入も可能です。
実際に試乗してみての第一印象は「しなやかで乗りやすいバイク」ということ。今回装着されているホイールや25Cタイヤも相まっての乗り心地だと思います。
しっかり力が伝わり、やわらかすぎて力が逃げてしまうという感じも全くなくすべての力が推進力に変わって進む感じ。
軽量フレームだと、ハンドリングにキレがないということもありますが、フロントフォークの剛性が高く安心感のあるキレのハンドリングとなっていました。
ランプレメリダが乗っているだけあって、加減速を繰り返したりアップダウンを繰り返すような時やレースには「TEAM」が威力を発揮すると思います。
一方「9000」は、ダンシングの振りも軽く、特にヒルクライムで威力を発揮しそうです。