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パラトライアスロン

パラトライアスロン アジア選手権2015 フィリピン スービックベイ

こんにちは。ベックオンスタッフ武友です。
私武友は、自身のトライアスロン競技を楽しみながら、並行してパラトライアスロンの山田敦子選手のガイドを務めています。

去る8月16日(日)、パラトライアスロン アジア選手権2015 フィリピン スービックベイ(ASTC Para Triathlon ASIAN Championships 2015 Subic Bay)にガイドとして参加して来ました。

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2016年リオデジャネイロのパラリンピックから正式種目となるパラトライアスロン。
山田選手は、リオのパラリンピック出場を目指しています。
そのためには世界で行われるレースでのポイント獲得が必要となります。この大会もそのひとつ。

山田選手にとってこの日の大会は、9月にシカゴで行われる世界大会及び、パラリンピック出場のために確実にポイントを得なければならない大切な大会。そのため、どんなトラブルに見舞われても必ずゴールすることが目標となりました。

 

 

前回横浜で行われた2015世界パラトライアスロン横浜大会に参加した際にご紹介したとおり、視覚障害のある山田選手は「ブラインド」クラス(PT5)で参戦。
このクラスは同性のガイド1名がレース全体を伴走することが義務づけられています。

私武友は、山田敦子選手のガイドとしてレース全体に参戦。距離はスプリントディスタンスです。(スイム:750m、バイク:20km、ラン:5km)
当日の天気は晴れ、海は波もなく穏やかでレースコンディションは最高。

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スタートは午前6時。障害クラス別に水中からのスタートです。山田選手と私は太ももをロープでつなぎスタートします。

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ちなみに今回は水温が28℃と高めのため、ウエットスーツ着用禁止でした。

スイムでは、途中で声かけしたり、方向を正したりとコースを誘導しながら泳いでいきます。
フィリピンの海はとてもきれいで、魚が泳いでいるのが見えるぐらい。水も暖かいし、スイムコース上にわかりやすくブイとロープがあったためとても泳ぎやすかったです。

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スイムアップ。トランジッションエリアまで声かけと、手をひいたりしながら、誘導していきます。

 

トランジッションでバイクの準備をし、マウントラインを越えて、行くぞ!と思ったら、左側のチェーンが外れるというアクシンデント!
1人乗り用の自転車であれば右側だけにチェーンがついていますが、2人乗り用のタンデムバイクの場合、左側に前後のクランクを結ぶ大事なチェーンがついています。
タンデムバイク(2人乗り用自転車)は前後のクランクがほぼ同じ位置に来ないと、しっかりと回すことができないのです。ここでは、落ち着いてチェーンをつけ直しました。

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気を取り直してバイクのスタート。

段差やコーナー、周りの状況を声かけしながら漕ぎます。あとは、一緒にガンガンこぐのみ。上りも頑張って一緒に漕いでいきます。
今回もフラットペダルを使用していますが、これは今回はスプリントディスタンスでバイクの距離が短いことと、ほぼフラットなコースであることが大きな理由です。
また、選手もガイドもスムーズにランに移れるメリットもあります。

そしてバイクを終え最後のランへ。

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山田選手は、連続の海外遠征で疲れも出ているようで、ランの飛び出しにいつもの勢いがありません。しかし、ここはしっかりゴールを見据えて走ってもらうことが私の使命。
ということで、コース誘導の声かけを普段より多めにしたり、励ましの言葉をかけながら走りました。

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山田選手のペースを上げたため、オーバーペースぎみで最後は倒れこむようにゴール!!

山田選手はランを苦手にしているので、タイムを少しでも稼ぐために私が彼女を限界まで追い込むぐらいのペース作りをしています。
そのため、ゴール後はいつも倒れこんでしばらく動けなくなることも多いのです。(ちゃんと山田選手の体調や様子を見極めているので、決してゴールできないような無理な追い込みはしません。)

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今回も限界いっぱいいっぱいになりながらも、無事にゴール。

確実にポイントを獲ることができましたので、9月のシカゴの世界大会出場も決定しました。(シカゴのガイドは私ではないのですが。)

2016年のリオデジャネイロのパラリンピック出場のために一歩ずつ、山田選手は努力を重ねています。
今後も応援よろしくお願いいたします。

他の選手の様子やその他のシーンも以下のURLから見ることができます。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

Behind-the-Scene Photos of ASTC Paratriathlon Asian Championships

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最後に応援、サポートいただきました皆様、心よりお礼を申し上げます。
尚、「ASTC Paratriathlon Asian Championships」より写真掲載の許諾をいただきました。ありがとうございました。
Thank you ASTC Paratriathlon Asian Championships,Thank you for the license photos.

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